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ダークで暗い世界観が面白いおすすめの大人向け漫画まとめ

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暗い世界観が魅力!! ダークな世界観の面白いおすすめ漫画まとめ

 

みなさんはバッドエンドを迎える漫画は嫌いですか?漫画で描かれるのは「仲間との友情」や「正義は勝つ」と言った内容ばかりではありません。

裏切りや裏社会などの、いわゆるアンダーグラウンドな世界を描いたマンガも数多く存在します。中には「怖いもの見たさでついつい読んでしまう」という人も少なくないのではないでしょうか。

今回は情景が暗いストーリーであったり読んでいて憂鬱になってしまう場面があったりする、決してハッピーエンドとかいかないようなダークな世界観を持っている面白い漫画の数々から、新作や名作を織り交ぜ、私が面白かったと思うものを厳選してご紹介します。

 

※連載中、完結済み、新作、名作の区別は無し。

※完結しているものについては、kindle版があるものはkindle版の総巻数を記載。

【殺し合いやサバイバルなどのデスゲーム関連は別記事】

グロ上等!!デスゲームやサバイバルを描いたオススメの面白いマンガ

 

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アドセンス

Contents

マイホームヒーロー(連載中)

 

父親が大活躍するという意味では素晴らしいタイトルだと思いますが、本作の主人公でもある一家の父親はなんと殺人を犯します。娘に命の危機が迫っていることを危惧した父親は娘の彼氏を殺害。そして妻と一緒に死体を隠す算段を進めるという、本格サスペンスも驚きの展開なんですよね。

結果、疑いをかけられて組織から狙われ…とてんやわんやの状態になっていくのですが、これほどまでに読者を惹き込むマンガがあったろうかと思うくらい夢中になって読んでいます。スリル溢れる展開やハラハラする展開が好きな人には文句無しにおすすめです。

 

マイホームヒーロー 第1巻

 

ザ・ファブル(連載中)

 

殺しのプロと呼ばれているファブルが、しばらく本業を休んでいる間の日常を描いた作品です。殺し屋の日常とか見たことないじゃないですか?てか殺し屋を見たこともないけど。殺し屋と聞くとグロ&バイオレンスを想像しがちですが、本作はギャグも多く取り入れられていて思わずクスリとさせられてしまう場面も少なくありません。

良い意味で緊張感が無く、1度読んだら「殺し屋のマンガなのに終始殺伐とした空気で進まない」という部分にも新鮮味を感じることでしょう。ギャグやシリアスな場面が訪れても世界観が壊れておらず、勢いで読まされてしまう作品です。

 

ザ・ファブル 第1巻

 

約束のネバーランド(全20巻)

 

この世界観はまさに圧倒的。舞台は普通の孤児院かと思いきや実はそれは偽りの姿で、人間を育成するための飼育場だったというものです。一定の条件を満たしたものは食料として出荷されるという、一種の死刑宣告にも似た殺伐とした空気が読者を支配します。脱獄モノが好きな人なら鉄板と言っていいでしょう。

そしてスリルと心理戦がハンパ無いです。ありきたりですが主人公3人の個性&関係性もスパイスとなっていて、更には大人たちの思惑なんかも複雑に絡み合っています。かなり読み応えのある作品だと思いますし間違いなく神作品。

 

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ギフト±(連載中)

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単にグロいだけでなく単に暗いだけでもない…。れっきとした考えさせられる漫画というのも珍しいと思いました。簡単に言うと「臓器売買をテーマに進められる非常にハードな切り口の漫画」です。

更生の見込みがない犯罪者、あるいは命の価値を知らない若者から半ば強引に臓器を奪い取り、それを必要とする人へと与えます。「殺人ではなく解体」という無機質な言葉の裏には、非常に大きな問題があるような気がしてなりません。

単なる残酷な描写では終わらず、その先に待つものが何なのか…結末が非常に気になる漫画です。同時にそれを読んで何を考えさせられるのかまでが、この作品なんだと思います。

 

ギフト± 第1巻

 

不能犯(連載中)

 

例えば「ただのビタミン剤を飲ませて、それを相手が勝手に毒薬だと思い込んで死んでしまった場合、それを毒薬だと思わせた人間は罪に問われるかどうか」という非常に不思議な世界観を持っているお話です。

毎回死者が出るので決して気分のいい物語ではありませんが、どこか気になってしまう魅力に溢れている作品なんですよね。読み進めていくとどうしても「ワンパターンだな・・・」と思ってしまう部分はありますが、着眼点といい非常に興味深く読み進められる作品です。

※松坂桃李さんと沢尻エリカさんの主演で実写映画化。

関連記事松坂桃李、沢尻エリカ主演の実写映画「不能犯」を見た感想・レビュー【ネタバレなし】

 

不能犯 第1巻

 

地獄の教頭(連載中?)

 

教師や生徒、PTA役員などで不届きものがいると、なんかしらのカタチで制裁を加える教頭先生が主人公の漫画です。学校を題材にした作品は感動する傾向が多いように感じますが、本作にはそのような要素はほとんどありません。

普段は非常に温厚で、生徒たちには用務員と間違われてしまうという悩みすら抱えている主人公は、問題児やモンスターペアレントと対峙すると本性を現します。ダークヒーローのような魅力を持っていて、その姿には恐怖を覚えるほど。因果応報の流れが好きな人なら思いっきり楽しめる作品です。

コミックスが5巻以降出ていません。ストーリー的に終わった感なかったけど終わったの?

 

地獄の教頭 第1巻

 

闇金ウシジマくん(全46巻)

 

いまや読んだことはなくても作品名も知らないという人は、ほとんどいないのではないでしょうか。金融業にまつわるあれこれを、残酷なまでにリアルに描いているというのが人気の秘密と言っていいでしょう。

「世の中は奪い合いだ」と言い放ち、ドライなまでに回収を遂行するその姿は鬼と見間違うほどです。当然、借りる側も自業自得とは思うのですが、丑嶋のインパクトのある取り立て方には恐怖すら覚えます。

この世の中の裏側を描いたダークな世界観は、病みつきになってしまうこと間違いありません。裏社会を描いた漫画の金字塔とも言える闇金ウシジマくんは必見の価値アリです。

 

闇金ウシジマくん 第1巻

 

進撃の巨人(連載中)

 

話題になりまくってから遅れて読み始めましたが、斬新な世界観に一気に引き込まれてしまいました。「あー、流行るのわかるわぁ」というのが、最初に持った正直な感想です。

弱肉強食という言葉を借りると人間より上の存在が出てきたというような話になるので、世界観は非常に暗く、少年誌で連載しているというのが信じられない位です。

残虐なシーンも少なくありませんが目を覆いたくなるほどではないので、グロ耐性がなくても平気でしょう。私のように読まず嫌いをするのは、非常に勿体無い作品だと思いました。

 

進撃の巨人 第1巻

 

シマウマ(全22巻)

 

「依頼主から希望された報復行為を代行する」という、いかにもアンダーグラウンドな回収屋と呼ばれるシゴトをすることになったドラという男と、その組織のボスであるシマウマの物語です。

絶対に読んではいけない漫画という名文句を謳った作品で、そのダークすぎる世界観は折り紙付きと言えるでしょう。マンガとは言え、軽率に読んでしまうと憂鬱になってしまうような描写が数多くあります。

目を背けたくなる残酷なシーンが多々出てくるので、万人受けはせず読む人を選ぶ作品なのは間違いありませんが、怖いもの見たさでのめり込んでしまうという人も多そうです。

 

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新宿セブン(全12巻)

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新宿歌舞伎町で質屋を営む男が主人公の物語です。客の大半がワケありで様々な商品を持ち込んでくるのですが、それらを中立の立場からしっかり鑑定していきます。

危険な目に遭うのは日常茶飯事で、ヤクザや詐欺師などと接することもしばしば。非現実的な内容ですが、主人公が義賊のような立場で描かれていることもあり、エピソードの最後にはスッキリとした終わり方が多いのが特徴です。鑑定の判断基準なんかは見ていて勉強になる部分も多く、ちょっとした雑学が身につく…かも。

 

新宿セブン 第1巻

 

死役所(連載中)

 

この世を去った人間が「天国に行くか、それとも地獄に行くか」のような手続きをするための役所である死役所の日常が描かれています。

そこにはイジメを苦に自殺した人もいれば、殺されてしまった人もおり、それぞれの人生にもスポットが当たるのですが、言葉では語れない奥深さのようなものを感じるんですよね。

「世にも奇妙な物語」のようなストーリーが好きだという人には、間違いなくハマると思います。ダークな世界観を描いている漫画には珍しく、絵が可愛らしいのも特徴です。

 

死役所 第1巻

 

狭い世界のアイデンティティー(全5巻)

 

漫画業界を卑屈な目線で見たバイオレンスな作品です。

漫画家の人が描く漫画業界の作品と言えば、締め切りや打ち切りに対する不満は軽く滲ませるものの、基本的には描く喜びとか超大作を仕上げる希望みたいなものが描かれていることが多いのですが、本作は通常のそれらとは全然違います。

よくわからない暴力が渦巻いていたりして、狂っている感が凄まじいですね。主人公が復讐のために漫画を描いているというのも面白い材料だと思います。

 

狭い世界のアイデンティティー 第1巻

 

外道の歌(連載中)

 

本作では「何もしない警察に変わって、理不尽にも痛めつけられた被害者に変わり、主人公らが復讐という名の制裁を与える」ということをテーマに話が進んでいきます。

「復讐なんてしちゃいけない」という言い分はごもっともですが、幼い子供の命を不条理に奪われた場合、復讐の2文字が頭に一瞬たりともよぎらない親が果たしてどのくらいいるでしょうか。

胸クソ悪くなるシーンが連続しながらも、最終的には何だかスッキリしたような気になるという因果応報系の漫画です。個人的には前作の「善悪の屑」の方が好きだけどkindle版があるのはこっち。

 

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報復刑(連載中)

 

こちらも復讐をテーマにした作品で、死刑制度が廃止された代わりに報復刑という制度が導入された日本を舞台に描かれています。言うまでもなくリアリティはありません。そして結構グロいです。

身内を殺された被害者が国の制度に基づいて犯人に復讐することが許されているのですが、そのテーマからも分かるようにかなり重いストーリーになっていると言えるでしょう。

前項で紹介した外道の歌系統の話が好きならおすすめ。個人的には「家族を殺された仕返しに殺してやりました、チャンチャン」という一辺倒じゃない部分は嫌いじゃないです。

 

報復刑 第1巻

 

僕たちがやりました(全9巻)

 

そこそこの人生を望む少年と、それを取り巻く1つの仲良しグループが、ちょっとした悪ふざけをキッカケに殺人犯になってしまうという物語です。

登場人物のほとんどがクズ&DQNで感情移入こそできませんが、ドキドキ&ハラハラする展開の中にも適度にクズっぽい要素が入ってくるので、楽しみながら読み進めることができるでしょう。

なかなかの歪んだ世界観が非常に魅力的で、引き際も非常に良かったと思いました。「過去の過ちから逃げたい、でも逃げられない」というような葛藤、意外と深い物語です。

 

※2017年7月に実写ドラマ化済み

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RAINBOW 二舎六房の七人(全22巻)

 

時は昭和30年、戦争が終わって10年が経過した頃のボロボロの日本で、犯罪を犯し新たに少年院に収監された6人と既に収監されていた1人の男の話です。

7人の犯罪内容は詐欺であったり窃盗であったり多種多様ですが、正当防衛でありながらもそれが過剰なものだと判断されて収監された者もいました。

少年院の中では理不尽な暴力やイジメなどが待ち受けており、この7人が衝突しながらも最終的には強い絆で結ばれます。イジメに屈しない姿とか仲間との絆とか、すっげー痺れる、憧れる。

 

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軍鶏(全34巻)

 

優等生と言われていた少年が、ふとしたことがキッカケで実の両親を刃物で刺し殺してしまい、殺人の罪で少年院に収監されてしまうところから始まる物語です。少年院での体育の授業で習った空手で同じく収監されている院生から身を守ることを覚え、徐々に狂暴化していく主人公の姿が大きな見所になっています。

とにかく主人公のダークヒーロー感がたまらない作品で、やってることは極悪非道なんですけどなんとなく応援してしまうような魅力があるんですよね。格闘系の漫画とは言え、主人公がここまでのヒールだという作品は少ないのでぜひお試しください。

 

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ギャングース(全16巻)

 

裏家業に手を染めている3人がヤバイ橋を渡る様子を描いた作品で、特筆すべきは「犯罪者を狙う犯罪者であること」です。主人公の3人には暗い過去のようなものがありますが、非常に明るく生きていて良くも悪くも楽観的というか、不思議と惹き込まれてしまう魅力のようなものがあります。

更には犯罪の手口やドラッグなど、あまり知ることができない裏の部分が詳しく解説されていたりもするので、いい意味で勉強になると言っても過言ではありません。「犯罪から身を守るためには犯罪の手口を知ろう」ということで、これを読んでおけばありとあらゆる犯罪から身を守ることができるかも(絶対とは言ってない)。

 

ギャングース 第1巻

 

SIDOOH 士道(全25巻)

 

狐狼狸で親を失った2人の兄弟が、母親の「この世は理不尽だ。弱ければ死んで逝く」という遺言を胸に抱き、旅に出た直後に人を殺めてしまうところから物語は始まります。

強くなりたいという思いが生む数々の困難とドラマが待ち受けているのはもちろん、物語序盤から「命を奪うか、それとも奪われるか」というスリリングな展開が繰り広げられるので、この作品に引きこまれる加速力も相当なものです。

絵も綺麗ですし(読みやすいかどうかは別にして)、数少ないチャンバラ系の名作だと思います。剣術漫画、サイコー!!

 

SIDOOH 士道 第1巻

 

残響(全3巻)

 

こちらもSIDOOHと同じ、髙橋ツトム氏の作品。氏は本当にダークな世界観を表現するのがメチャクチャうまい!本作はアパートの隣室に住んでいる老人から「お礼に500万やるから俺を殺してくれ」と頼まれ、そこから老人の願いを聞き入れて旅に出るというストーリーです。

ヤクザの事務所に行くことになったり、訳ありの女性と出会ったり、血の繋がりの無い子供を育てることになったり…。全3巻とは思えないほど濃密な世界観に圧倒されました。ヤクザがらみの抗争(派手なドンパチじゃないやつ)が好きなら、間違いありません。

 

残響 第1巻

 

寿命を買い取ってもらった。一年につき、一万円で。(全3巻)

 

毎日を無気力に過ごしていた青年が、自分の寿命を3ヶ月だけ残して、残りを全て一年につき一万円で売ったあとの生きざまを描いた漫画です。誰しも「残りの寿命が可視化できたら…」という想像はしたことがあると思いますが、それに金額が付くというのは、なんだか知りたいような知りたくないような不思議な感じです。

ストーリーの展開も不思議さを残しつつも決して飛躍しすぎていないので、感情移入しながら読み進めることができるでしょう。個人的には想像通りの結末でしたが、展開としては終始綺麗で万人受けするんじゃないかと思います。

 

寿命を買い取ってもらった。一年につき、一万円で。 第1巻

 

よるくも(全5巻)

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「上・中・下」で階層分けされているという初期設定や、富者が貧者を踏みつけていきる世界観がなんとも言えない、非常にダークな物語です。「中」に所属している主人公が「下」からやってきた殺し屋に食事を与えるところから物語は始まります。

「朝蜘蛛はますに入れて神棚にまつれ 夜蜘蛛は親に似ようが殺せ」という言い伝えをもとに描かれた愛と暴力の悲劇とのことですが、物悲し気な世界観の中にもホッとする瞬間を感じてしまう、そんな物語です。

 

よるくも 第1巻

 

殺し屋1(全10巻)

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本来の殺し屋系の漫画は、主人公の殺し屋は淡々と殺戮を繰り返すマシーンというか、心理描写などがあまり語られない作品が多いような気がするのですが、本作の主人公は異例すぎます。

ハッキリ言って、よくわからない系の主人公です。ナヨナヨしてるかと思いきや、かなりの腕っぷしのようで…。別に正体を隠すためにわざと弱者を装っているということでもなさそう。

絵も綺麗とは言い難く、目を伏せたくなるような残虐なシーンも数多く登場しますが、一気読みしてしまいました。なんとも言えない魅力のある作品です。

 

殺し屋1 第1巻

 

100万円の女たち(全4巻)

 

「月500万を貰いながら5人の女と共同生活する1人の売れない小説家の物語」で、多くの謎が渦巻くサスペンスです。絵がちょっと残念なんですけど、中身はメチャクチャ面白いです。正確には面白いというか、夢中にさせられてしまう妙な魅力に溢れていると言った方が正しいかもしれません。

「なぜ、このような共同生活を送ることになってしまったのか」が主軸となって、次々と急展開を迎えてしまうのですが、とにかく謎めいていて読む人を飽きさせないんですよね。絵に躍動感もなく淡々と進んでいきますが、読了後には「それすらも魅力」と思えるほどの作品です。

 

100万円の女たち 第1巻

 

ウロボロス‐警察ヲ捌クハ我ニアリ‐(全24巻)

 

15年前に最愛の人を失った2人の男が1人は警察、もう1人は極道になり、日本警察に守られている犯人に対する復讐を誓った物語です。相反する立場に置かれた2人の主人公が、同じ目的のために立ち向かっていく姿が熱く描かれています。

「事件の隠ぺいを計った刑事=犯人」というテイで物語は進んでいきますが、とにかく引き込まれてしまう世界観があるんですよね。絵も綺麗ですし、登場人物に好感も持てます。万人向けのダークな世界観を持った漫画です。

 

ウロボロス‐警察ヲ捌クハ我ニアリ‐ 第1巻

 

モンタージュ(全19巻)

 

2010年~2015年にかけてヤングマガジンで連載されていたミステリー漫画で、昭和史最大の未解決事件とも呼べる三億円事件がモチーフになっている作品です。三億円事件を知っている人も知らないという人も、すごく丁寧な導入部分のおかげで取っ付きやすく描かれています。

かなり複雑な物語なので、丁寧に読み進めないと理解するのも難しく、読破するには結構な時間を必要とするでしょう。結末も非常に興味深いものになっているので、三億円事件に興味を持ったことがある人なら楽しめる作品だと思いますよ。

 

モンタージュ 第1巻

 

新宿スワン(全38巻)

 

ホスト、闇金融、ヤクザ・・・そこに並んで新宿歌舞伎町で仕事をするスカウトの話です。スカウトに焦点が当てられてる漫画って、今まで無かったんじゃないでしょうか。

ナワバリ争いや幹部昇格などを巡って争うことになったり、スカウトした女の子の人間模様なども描かれています。これまでに無かった着眼が一際光っている漫画です。

表現はマイルドになっていて、比較的読みやすい部類のように感じました。恐らく暴力的な場面や目を背けたくなるような描写が、なるべく少なくなるように工夫されているんだと思います。

 

新宿スワン 第1巻

 

寄生獣(全10巻)

 

食物連鎖において人間のうえに誕生した寄生生物を巡るお話です。何かに寄生されるなんて想像するだけでも吐き気がしますが、ミギーならOK!あ、ミギーというのは本作の主人公に寄生した生物です。

結構グロテスクな描写がありますが、それ以上にテーマが大きいので毛嫌いせずに読んで欲しいと思う漫画の1つです。漫画を通じて人間の存在や命について考えさせられると言っても過言ではありません。

個人的には漫画全体を見渡してもかなり面白いと思える作品の1つです。まだ読んだことがないという人は、ぜひ読んでみてください。

 

寄生獣 第1巻

 

ホムンクルス(全15巻)

 

頭蓋骨に穴を開けると第6感が芽生えることがあるという手術「トレバネーション」の被験者になった1人の男の物語です。それによって目覚めた超能力により、人がロボットに見えたり砂の形に見えたり…。その人の真実や隠された過去が見えるという点は、不気味ながらも非常に面白いと思います。

ダークな漫画って括りにしていいかどうかは悩みましたが、人間観察が秀逸でちょっと不気味という意味では秀でている作品です。

基本的に人体の不思議って面白くないですか?何かしらの障害を持って生まれた人物が、別の能力に秀でているとか、ある時「事故で失ったはずの右手が痛くなる」みたいな不思議。そういうのが好きな人ならハマると思います。

 

ホムンクルス 第1巻

 

ミスミソウ(全6巻)

 

やたらと評価が高かったので読んでみましたが、ただただ悲しい物語でした。最初の1巻で読み進めるのが怖くなり、続きを読むか悩んだくらいです。正確に言うのであれば、怖いというよりも「気分が悪い」というか・・・。

最初は苦手だったやたらと目が大きい絵のタッチは、最終的にはこの漫画と非常にマッチしていることに気付きます。不条理さ、理不尽さ、残酷さ…。悲しみの果てに待つ結末を知りたいがために読み進めてしまう不思議な感覚が、この漫画の大きな魅力です。

元々はkindle版で全3巻でしたが、コミックスで上下巻、kindle版だと全6巻仕様に変更されています。尚、内容は変わっていない模様。

 

ミスミソウ 第1巻

 

鋼の錬金術師(全27巻)

 

もはや説明不要かとは思いますが、人体錬成という最大の禁忌を犯した2人の兄弟の話です。「亡くなってしまった母親の笑顔を1度でいいからまた見たい」という純粋な想いが、今後の運命を大きく変える悲劇をもたらします。

兄のエルリックは左足と右手を失い、弟のアルフォンスは全身を失い魂だけの存在となってしまいました。少し暗めの世界観、錬金術という着眼、この漫画のどれを取っても唯一無二の魅力であることは間違いありません。重いテーマでありながらも、読み始めたらその世界観に魅了されてしまうこと間違いないでしょう。

 

鋼の錬金術師 第1巻

 

ぼくらの(全11巻)

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最初はエヴァンゲリオンのような「ロボットみたいなものに乗って、地球外から来た生物かなんかを倒す物語」だと思っていたのですが、序盤でひしひしと感じる不穏な空気によって、それが自分の勘違いだと思い知らされました。

そして真実を知った瞬間、なんとも言い難い気持ちに包まれ、読むのを途中で中断することができない状況に。ハッキリ言って、こんな漫画は見たことがないです。普通にヒーローものだと思って読み進めると、最終的には大目玉を食らうことになるでしょう。

とりあえず、多くは語りません。時に優しく、そして残酷な物語。ぜひ読んでみてください。

 

ぼくらの 第1巻

 

走馬灯株式会社(全10巻)

 

1話完結型のストーリーが非常にテンポ良く進んでいきます。内容としてはストーリーごとの主人公が走馬灯株式会社という所に足を踏み入れ、自分の顔を振り返ることで新たな気付きを得るというものです。

走馬灯株式会社の設定自体は「世にも奇妙な~」にありそうな感じで、掴みから最後まで読者を夢中にさせてくれるでしょう。そのうえで、ハッピーエンドからバッドエンドまで様々です。結末に関しても完璧と言っていいタイミングで幕を下ろした良作です。

 

走馬灯株式会社 第1巻

 

スモーキング(全5巻)

 

こちらは煙屋と呼ばれる殺し屋たちの物語です。ヤクザからの依頼を受けたり、自分たちの信念に則って無償で仕事を請け負ったり…。

個性的な4名のチームによる殺し屋稼業は非常に独特で、任務を遂行した証拠に「ターゲットの背中の刺青を皮ごと剥いで依頼主に届ける」という特徴を持っています。

掴み所がなく、完璧に任務を遂行するという意味合いからスモーキングと呼ばれている主人公たちですが、どこか完璧じゃなくてそこそこ追い詰められたりするのも本作の大きな特徴です。

 

スモーキング 第1巻

 

人間失格(全3巻)

 

私は太宰治の原作を知らないのですが、恐らくこの漫画は「太宰治の書いた『人間失格』を現代風にアレンジしてマンガ化した作品」っぽいです。原作がどの程度洗われているのかはわかりませんが、非常に読みやすいと思います。

最初から最後まで負の感情の連鎖というか人間の醜さのようなものが描かれていて、ぶっちゃけると「3巻で終わらなかったら、身がもたなかったかも」と思えるほどのダーク感です。人間の脆さを上手く表現しているので、漫画でありながらも中身は文学作品だと言っても過言ではないでしょう。

 

人間失格 第1巻

 

バウンスアウト(全5巻)

 

海老蔵事件や朝青龍事件などで一躍有名になった関東連合が引き起こした「六本木フラワー事件」が元ネタになっている漫画です。若干の脚色はされていると思いますが「そもそもあの事件ってなんだったの?」という人には非常にわかりやすい内容にまとまっています。

とは言え実行犯でまだ捕まっていない人間もいる事件ですので、事実に基づいたドキュメンタリーというよりかは、六本木界隈を舞台にしたアンダーグラウンドなマンガくらいに思っていた方が適切でしょう。

全5巻で読みやすいですし、所々が実際の事件そのものなので恐怖のリアリティも半端ない作品です。

 

バウンスアウト 第1巻

 

ジェノサイダー(全4巻)

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ハングレにスポットが当たっており、ドラッグや恐喝、美人局などが日常的に描かれている漫画です。常識人であれば胸クソ悪くなるレベル。

半ば奴隷のように扱われる可愛い女の子が出てくるんですけど、エロい気持ちで見ることができないくらい痛々しく描かれています。そして途中から絵のテイストが変わってしまうのが少し残念。

ですが、事件へのカウントダウンが始まったときの恐怖感はハンパ無いです。「なにが起こるの!?」という怖いもの見たさが刺激される作品だと思いますね。

 

ジェノサイダー 第1巻

 

サンケンロック(全25巻)

 

好きな女の子を追いかけて勢いで韓国に行ったところ、なぜか韓国でギャングになるという滅茶苦茶な設定の漫画です。・・・一応書いておきますがギャグ漫画ではありません。

暴力的な描写やエロシーンも多く、まさに典型的なギャング作品なのですが「自分たちの国家を作る」という最終目標へ向けて、仲間たちとの絆を深め合いながら成長していく過程が細かく描かれています。

ならず者に捕まった少女が好き勝手されてしまうという、胸クソ悪くなる描写が多い部分については賛否両論あるかと思いますが、もう少し注目されてもいい漫画だと思いました。

 

サンケンロック 第1巻

 

バジリスク 甲賀忍法帖(全5巻)

 

甲賀と伊賀の2つの一族が、徳川家の後継者を決めるために殺し合わなければならなくなってしまった物語です。激しい忍法合戦はもちろん、本来であれば結ばれていたであろう戦いを望まぬ2人の壮絶な運命は、涙なしには語れません。

個性的で魅力的なキャラクターが、次々と死んでいってしまう加速度と、単行本にして全5巻という読みやすいボリュームも相まって一瞬にして読み終わってしまうことでしょう。

それでいて中だるみせずにキッチリと読ませてくれるあたりは「さすが」の一言です。アニメも仕上がりがカッコイイので、漫画が面白かったという方はアニメもどうぞ。

 

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Y十M 柳生忍法帖(全11巻)

 

前項で紹介したバジリスクと同じ作者が手掛けた本作品もまた、ダークな世界観を汲んでいる名作です。こちらはバジリスクとは違って復讐劇になります。しかも旦那たちを殺された女たちによる復讐劇です。

バジリスクほど殺伐とはしておらず、結末的にも綺麗に着地してくれた感もあるので割と多くの人に受け入れられる漫画なんじゃないかと思います。全11巻と短すぎず長すぎずのボリュームもgoodです。

 

Y十M 柳生忍法帖 第1巻

 

あずみ(全48巻)

 

戦国時代を生き抜く、精鋭の刺客として育て上げられた10名の子供たちの話です。他の漫画にあまり見られないのは、主人公が女の子で相当強いという部分ですね。普通に腕が飛んだり首が飛んだりするので、なかなか過激な内容であることも本作の魅力の1つと言えるでしょう。

全48巻でかなりの長編漫画ということもあり、若干の中だるみは否定できません。ですがチャンバラアクションで、少し暗めな話をお求めの方には文句無しにおすすめです。

 

あずみ 第1巻

 

クロサギ(全20巻)&新クロサギ(全18巻)&新クロサギ完結編(全4巻)

 

現代日本でも頻繁に耳にすることがある詐欺事件ですが、本作の面白いところは「詐欺師を詐欺に嵌める詐欺師」が主人公という極めて異端な点です。いわゆる義賊のような存在でもありますが、卓越した詐欺の知識でもって詐欺師を詐欺に嵌めるその手口と流れはまさに圧巻と言えるでしょう。

「目には目を、歯には歯を」という方法で、悪人に仕返しをしていく姿には、一種の爽快感すら感じます。騙しの手口のようなものも軽く勉強できますし、普通に読むだけでも社会の裏の顔のようなものも垣間見ることができますよ。法の抜け穴などのようなアンダーグラウンドな部分に興味のある人におすすめです。

 

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DEATH NOTE(全12巻)

 

大きな社会現象を巻き起こした作品ですので、ご存知の方も多いことでしょう。漫画好きの方なら確実に押さえているかとは思いますが、ダークな世界観を持った漫画を語るうえで外すことができないのがデスノートです。

秀逸な伏線や高度な駆け引きなど、非常に多くの見所が全12巻に集約されています。どちらかと言うと、主人公が悪属性というのも面白いです。もしまだ読んだことがなければ今すぐ読むことおすすめします。最後の方は出来レースだったような気もしますが、ライトとエルの戦いは今読んでもすごく熱い!

 

DEATH NOTE 第1巻

 

マンホール(全2巻)

 

このマンガを読んだ後にフィラリアとググるまでが作品です。本物のフィラリアを見たときは、背筋がゾクゾクしました。本作は人間の欲望に巣食う寄生虫と、それによって相次ぐ死亡事故を捜査する刑事が織りなす社会派サスペンスホラーです。

心理的に怖く感じてしまうシーンや少し目を覆いたくなるような描写はありますが、本質はサスペンス。「誰が何の目的で?」という部分が1本の線で繋がった時、本作の面白さに気付くと思います。所々に目を覆いたくなるような描写があるので、読む場合はグロ・虫耐性必須です。

 

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予告犯(全3巻)

 

簡単に言うと「犯罪者vs警察」という縮図になるのですが、動画配信サイトで犯罪を予告してから事に及ぶという部分から予告犯です。

最初は愉快犯というか「お前、何様だよ」みたいな気配すらしますが、結末への序章として非常に秀逸な流れを汲んでいます。YouTuberでも逮捕される人が出てくるような世の中になったので、すごく身近なサスペンスのように感じるかもしれません。

序盤から終盤まで一気に読み進めてしまう魅力は、前項で紹介したマンホールに続いて本作品でも健在です。この作者の方が描くサスペンスというかダークな世界観は、本当に「読む人を夢中にさせるよなぁ」と思わせてくれます。

 

予告犯 第1巻

 

ミュージアム(全3巻)

 

猟奇的な殺人犯を捕まえようとする刑事の物語です。普通に殺すのではなく、何かしら手の込んだ方法で相手の命を奪う方法の数々は、映画のSAWを彷彿させます(私は見たことがありませんがセブンという作品にも非常に似ているとのことです)。

主人公である刑事の沢村と猟奇的な殺人犯の意外な関係が明らかになっていくに連れて、不安感や好奇心が煽られていくでしょう。超戦慄連続猟奇サスペンスホラーというキャッチフレーズに嘘偽りはありません。SAWやセブンが好きな人は、ぜひ読んでみてはいかがでしょうか。

新装版だと上下2巻構成。

 

ミュージアム 第1巻

 

氷の豚(全5巻)

 

日本の裏社会で行われている奴隷オークション、臓器売買などの悪行に手を染めている闇社会と呼ばれている組織に宣戦布告するという物語。

宣戦布告したのが元奴隷の男女で、しかも女はハッカーという珍しい組み合わせです。女ハッカーはその世界では有名な人物で素性は明らかになっておらず、懸賞金が1億円ほどかかっています。

それだけの賞金首が、物語が始まったと同時にボロを出しまくる展開には若干疑問がありますが、そこまでグロい描写に頼らずに残酷な世界観を表現できている点は、まさに圧巻の一言です。

 

氷の豚 第1巻

 

イキガミ(全10巻)

 

この作中では国家繁栄維持法と呼ばれる特殊な法律が定められ、小学校入学時に予防接種を受けることを義務付けられています。その予防接種を受けることで、およそ1000人に1人が「18歳~24歳までの決められた日時を迎えると死んでしまう」という世の中の話です。

その危機感が生命の価値を高めるということを狙いにしているようですが、自分が死んでしまうとわかった人間は、自暴自棄になる人も少なくありません。「自分の身に起こったら・・・」と考えると非常に興味深いテーマだと思います。

 

イキガミ 第1巻

 

死刑囚042(全5巻)

 

死刑制度の廃止を検討する法務省が、死刑囚の脳内に「殺害などの犯罪の衝動に反応するチップ」を埋め込むという試験に踏み切った話です。主人公は本来であれば死刑になる人間で、実験的に脳内にチップを埋め込まれ外に出ることを許された死刑囚042号になります。

終始シリアスな雰囲気で一貫していくかと思いきや、人との触れ合いの部分では割とほっこりできるような描写もあり、主人公を始めとする登場人物たちの心の移り変わりが非常に上手く描かれている作品です。

 

死刑囚042 第1巻

 

無頼伝 涯(全5巻)

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とある殺人事件の濡れ衣を着せられた中学生の主人公が人間学園と呼ばれる非人道的な施設に入れられ、そこを脱出することを考えながら同時に事件の真相を暴こうとする物語です。

いわゆる「素行の悪い少年が権力者に上手くハメられてしまった」という話ですね。脱獄に似た緊張感もありながら、人間であることの本質を描いた名作です。

個人的には部屋の中にじっと隠れていたシーンがあまりにもインパクトが強すぎて、夢に何度も見るくらい忘れられませんでした。感動とは違いますけど「人の心を動かすのは、やっぱり人の心なんだなぁ」ということを再認識できる漫画です。

 

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銀と金(全11巻)

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お金にまつわる様々な駆け引きを通じて描かれる、裏の裏の世界のストーリーです。裏社会の帝王と呼ばれる人物に、若者が弟子入りするというような流れなのですがこれがまぁ面白い。

普通は「弟子が師匠を超えて、新たな帝王になりました。めでたし、めでたし」という着地をしそうなものですが、そんな単純な終わり方をしなかったのも印象的でした。

桁違いのお金が動くギャンブル対決や命のやりとりなど、ハラハラする展開の中での駆け引きがたまらない作品です。距離を金で買うって発想は、もはや天才としか言いようがないでしょう。最近の福本作品には色々思う部分がありますが、この頃の福本氏は間違いなく天才だと思わされる作品です。

 

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銀と金 第1巻

 

ディアスポリス‐異邦警察‐(全15巻)

 

パスポートを持たない不法就労外国人や密航者などの「闇でしか生きられない異邦人」を守っている特殊な警察の話です。日本警察に泣きつけないことを逆手に取って、騙して臓器を奪ったり、幼女を売りさばいたり、拉致して身代金を要求したり・・・。

そんな犯罪を取り締まる1人の男の物語と、とにかくアンダーグラウンドな世界が「シリアスとギャグの融合」で上手に描かれています。絵はクセがあるけど、話のテーマとしてはメチャクチャ斬新です。

 

ディアスポリス‐違法警察‐ 第1巻

 

東京闇虫(全7巻)

 

285万円もの借金を抱え返済もままらなかった加藤は、ふとしたことがきっかけで闇社会に足を踏み入れることになります。借金の回収や危なげな紙袋の配達など内容は様々で、命の危険を感じる展開に巻き込まれたりと目が離せません。

しかし後半はテコ入れがあったのか、一見すると「ギャグ漫画にシフトした!?」と思うような急展開も。後述している「東京闇虫2nd」の世界観を堪能するために読んでおくといいかとは思いますが、後半は何が描きたかった作品なのかだけ不明です。

 

東京闇虫 第1巻

 

東京闇虫 -2nd scenario- パンドラ(全8巻)

 

一見、真新しいストーリーかと思えますが、最終的にはしっかりと続編であることがわかります。

今作は良くも悪くも非常にリアルな世界観を持った作品で、援交や風俗の語られない側面であったり、それを取り巻くヤクザなど、まさに現実にありそうな闇社会を堪能することができるでしょう。

前作でいうところのギャグ的な要素がなかったので、安心して読み進めていましたが、最後はやはり「ん!?」と思わざるを得ないような気も。正直言うと「途中までメッチャ面白かったのに、なんで?」と思ってしまった部分もありました。

 

東京闇虫 -2nd scenario- パンドラ 第1巻

 

ヤミホタル(全3巻)

 

酒の飲めないホストが主人公。主人公は客のツケを押し付けられ、風俗で働いている彼女がそれを返済しようと闇金に手を出して、どん底に落ちてしまうというストーリーです。

ドラッグとか人身売買とか、かなりアンダーグラウンドな世界が描かれていますが、全3巻で駆け足感もあり、そこまで残酷過ぎないのが不幸中の幸いでしょうか。

終わり方がスッキリしないのも「本当にこれで物語は終わりなんだろうか?」と読者を煽る効果があって、このフィナーレもある意味では本作の魅力なんじゃないかと思います。

 

ヤミホタル 第1巻

 

漂流ネットカフェ(全7巻)

 

どこかで聞いたことがあるようなストーリーで新鮮さこそありませんが、エロとバイオレンスが渦巻く世界に純愛が同居しているという展開が面白いです。話の展開はある程度の想像がつくものの、それでも一気読みしてしまうような不思議な魅力があります。

実際にある「マインドコントロール」にも似た手法で場を支配する様子も描かれていて、それに抗うことの難しさが残酷に描かれていると言っていいでしょう。主人公がスーパーマンじゃないのもいいですね。全7巻なので一気読みも可。

 

漂流ネットカフェ 第1巻

 

夜回り先生(全9巻)

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端的に例えるなら、すごくダークな世界観をもったGTOっぽい作品ですかね。「非行に走ってしまう少年少女の置かれている境遇」なんかを、否定的な観点から見ずに温かく見守ろうとする先生の物語です。

世界観は非常に暗く、主に「これまで育ってきた環境に何かしらの問題を抱えていた子供たち」にスポットを当て、そんな子供たちと接する夜回り先生の姿がドラマチックに描かれています。1話1話がオムニバス形式のようになっているので、非常に読みやすい作品だと思いました。

 

夜回り先生 第1巻

 

17歳。(全4巻)

 

少年法に守られた凶悪犯が出るたびに「少年法を改正しろ!」という声があげられますが、個人的にもそれには大賛成です。被害者の方やその遺族の方の気持ちを思うと、一刻も早く見直すべきと思っています。

本作に描かれているのは、タイトルからは想像できないほどのおぞましい事件です。フィクションだとは思いますが、少年たちが引き起こした凶悪な事件に似たようなものがあったと記憶しています。最後の最後まで胸くそが悪くなる作品ですが、本作を読んだら「少年法って必要?」と疑問に思うはず。

 

17歳。 第1巻

 

うなぎ鬼(全3巻)

 

裏家業の道へ進んだ1人の男が「中身の分からないコンテナを鰻の養殖場に運ぶ」ことを社長に命じられ、箱の中身について色々と詮索してしまうという物語です。

早い話が「今、俺が運んでるこのコンテナの中身って、生きていない人が入っているんじゃ…?」という物語なんですけど、読者の不安感の煽り方がかなり上手い作品だと思いました。真相はもちろんですが、最後の最後まで気が抜けない展開も魅力的です。

いたずらにグロ描写も出てきたりしないので「ホラーは好きだけどグロいのは嫌だ!」という人にもおすすめです。

 

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最後に

時には目を背けたくなってしまうようなスリルのある描写や、ダークな世界観を楽しめるマンガは数少ないと思います。ただ、誰しも「怖いもの見たさ」という欲求は、少なからず持っているのではないでしょうか。

その反面、犯罪に関しての情報は隔離される社会なので、普通に「勉強になる」部分もあるんですよね。バカにできないくらいの情報が得られるものも少なくありません。もし気になった漫画があったと言う方は、是非手に取ってみてください。

 

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