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手軽で読み応えもバッチリ!全5巻以内完結のオススメマンガ

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(2017/07/23内容更新しました)

決して長すぎず、むしろボリューム的にはちょっと足りないと感じるくらいのマンガが、取っ付きやすくて好きだという人も多いのではないでしょうか。今回取り扱っていくのは、5巻以内に完結したマンガです。

このあたりのボリュームになってくると、どうしても「本来であればもっと続くはずだったものが、やむを得ない事情で打ち切りになってしまった作品」なども増えてきます。

とは言いながらも「打ち切りになってしまったマンガ=つまらない」という縮図にはならないので、意外と面白い作品が埋もれているのもこのあたりの作品だったりするんですよ。

というわけで今回は、全4巻あるいは全5巻で完結したマンガに焦点を絞って、オススメしたい作品を厳選して紹介していきたいと思います。

※巻数はkindle版のものを採用。 

 

【全1巻~全3巻以内に完結した作品はコチラ】

【オススメ】サクッと読めるボリュームが魅力!全3巻以内完結の面白いマンガを紹介する【Kindle】 - はてなの果てに。

 

 

全4巻完結のマンガ

人は見た目が100%(全4巻)+1

これまで「女子力」などとは無縁だった3人の大人の女性が、日々「女子力」を磨くために奮闘する様子を面白おかしく描いた作品です。男性でもかなり笑える仕上がりになっているので、男女問わず「あるある」の嵐が巻き起こると言っても過言ではありません。

流れるようなボケ&ツッコミの応酬も見所ですが、毎回しっかりとオチをつけるあたりも流石です。読んでいて惚れ惚れするような流れに、思わず圧倒されてしまうと思いますよ。私自身も「オシャレとダサいファッションは紙一重」だと思っているので、その辺の疑問をコチョコチョくすぐられるのがたまりません。

2017年の春から桐谷美玲さんが主演で実写化されました。正直、原作を知っている人からすればイメージとかけ離れているんですけど、個人的にはブルゾンちえみさんがはまり役だと思っています。気になる人はぜひチェックしてみてください。

※ドラマ化の影響か、第5巻が出版されました。

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路地恋花(全4巻)

京都のとある路地に「職人さんが集う路地」があり、そこを舞台に展開される様々な恋物語が描かれています。描かれている恋愛模様も、どこか古き良き日本を思わせるものばかりで、全体的な作風が非常に趣深くなっていると言っていいでしょう。

特筆すべきは、1話完結型のストーリーであるにも関わらず、路地が舞台になっているということで、ある話では主役だった人物が別の話ではサブキャラとして登場しているという斬新なポイントです。これには本当に驚かされて、まさに「お見事!」の一言でした。

京都弁の雰囲気や、職人気質が溢れている路地全体の雰囲気も巧く再現されています。恋の結末もハッピーエンド一辺倒ではありませんので、その辺りにも注目して読んでみてください。

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路地恋花 第1巻

 

ママはテンパリスト(全4巻)

育児経験の有無に関わらず、メチャクチャ笑わせてくれるのがコチラの『ママはテンパリスト』です。育児経験者なら誰もが経験するであろう大変さが、面白おかしく描かれています。

とにかく大変そうな描写ばかりで、読み進めているとママさんの悲鳴が聞こえてきてもおかしくなさそうな中で進んでいくのですが、とにかくメチャクチャ笑えるんですよね(ママさんには悪いですけど)。状況が目の前に浮かんでくるような感じなので、他人のような感じがしないというのも1つの要因かもしれません。

子供は可愛いという大前提がありながらも、やっぱり疲れてしまう瞬間ってあると思うんですよ。そんなときにも時間が空いたら読んでみてほしいと思えるハートウォーミングな作品です。

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フリンジマン(全4巻)

ハーフタレントのベッ〇ー氏と元モー娘のY氏などを筆頭に、世間の関心を集めている「不倫」ですが、本作はそんな不倫をテーマにした物語です。

個人的には不倫は人としてやってはいけないことだと思いますし、今さらベッ〇ー氏&Y氏をテレビで見ても笑えないんですけど、本作はおふざけの方向に描かれているので1つのエンターテイメントとして楽しめます。

イイ大人が不倫という行為に対して「真面目に不真面目」なのが、くだらなすぎて面白いです。あ、タイトルもきっと「フリンジマン=不倫自慢」という意味なんでしょう。「男は浮気をする生き物だ!」くらいに考えられる人なら、抜群にオススメです。

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フリンジマン 第1巻

 

あずまんが大王(全4巻)

4コマ漫画の中では絶大な人気と知名度を誇っているのが、こちらの『あずまんが大王』です。テンポのイイ展開と、毎回ちゃんと付けられているオチ、時には連続するストーリなんかも用いていて「テンドン」まで使いこなしています。

何度も楽しめるという点においては、右に出るマンガは少ないんじゃないでしょうか。時間をおいたらまた楽しみたくなる、そんなマンガだと言っていいでしょう。少し読めばその人気の高さがうかがえることは間違いありません。本作にハマった人なら『よつばと!』も楽しめるでしょうし、本作のアニメもオススメです。

2017/07/07時点ではKindle化されておらず、あくまで書籍でのお求めになりますが、学校モノが好きな人、4コマ漫画が好きな人、テンポのいい展開が好きな人は1度読んでみてください。たぶんハマるんじゃないかと思いますよ。

 

ウワガキ(全4巻)

ジャンルとしてはSF・ラブゲームで、主人公が想いを寄せている女の子が2人に分身し、その2人はいずれ1人に戻ることになるのですが、その際の記憶は恋心が強かった方のものに上書きされるという特殊なルールを持った作品です。

オリジナルの千秋と、そのコピーの小秋はまさに瓜二つ。千秋は自分自身の彼氏と、小秋は主人公と恋心を育むようになるのですが、主人公は主人公で「自分が好きなのは千秋であって、この状況ってどうなんだろう?」というような葛藤に悩んだりします。

絵も綺麗ですし、終わり方も良かったです。そして、何より初期設定が秀逸ですよね。あれこれ難しいことを考えずに読み進めるには非常に面白いマンガだと思いました。

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ウワガキ 第1巻

 

モテキ(全4巻)

男性なら1度は通るんじゃないかと思うような、若かりし頃の恋愛模様です。ちょっと恋愛に対して冷めている人は楽しめないと思いますが、兎にも角にもエロいことを妄想してしまうような世代の男子なら共感できる部分も多いのではないかと思います。

終わり方に賛否両論があって、これだけ読みやすいボリュームにまとめているのにも関わらず「終わり方を間違ったな」と言われているマンガって、他にあまり見ないような気がするんですよね。そういう意味でも注目すべき作品と言えるのではないでしょうか。

私としては男性向けの恋愛漫画として、非常に存在感のある一作品じゃないかと思います。「少しベクトルが違うリア充」という感じで、楽しんで読むことができました。ファンブックを含めると全5巻ですが、本編は全4巻です。

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モテキ 第1巻

 

100万円の女たち(全4巻)

売れない小説家の男が、5人の女たちと共同生活を送るという謎の物語です。しかも女たちは現金にして毎月100万円ずつ納めてくれるので、実質500万円で家政婦みたいなことをしながらルームシェアをしているという、一見ハーレムのような世界が描かれています。

物語が進行していくうえで、徐々に「なぜ共同生活をすることになったか」などの秘密が明かされていくのですが、この引き込まれ具合はハンパ無いです。読んでいると不思議な魅力に憑りつかれたかのように読み進めてしまうんですよね。

お世辞にも絵が綺麗だとは思えないので、読まず嫌いしてしまう人も多いと思います。私も絵は好きじゃありませんでしたが、1巻を読み終わる頃には既に本作に魅了されていました。ダークな世界観やミステリーが好きな人にオススメです。

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100万円の女たち 第1巻

 

山風短(全4巻)

漫画家のせがわまさき氏が、山田風太郎の短編小説を原作として劇画化した作品で、1巻毎に話のテーマが変わっていくのが大きな特徴です。4巻発売されているので、大きく分けると4つの話が収録されています。

関ケ原の戦い前後の話が始まったかと思えば、次は宮本武蔵の話が始まったり・・・。色んな話が楽しめる作りになっています。すべてに共通しているのは、少し官能的というか「性に関する描写が色濃い」という部分でしょうか。エロいわけじゃなくて、なんか不思議な感じです。

せがわまさき氏の名作『バジリスク』などでは見られなかった笑えるポイントが用意されている部分も見所ですよ。歴史ものが好きな人はどうぞ。

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山風短 第1巻

 

横浜線ドッペルゲンガー(全4巻)

冤罪で死刑になってしまった男が、死刑執行されたのにも関わらず過去にタイムスリップしてしまうという物語です。過去の自分自身と結託して、自らの暗い物語に終止符を打てるかどうかというのがテーマになっています。

本来であれば「見たら死んでしまう」とされているドッペルゲンガーと、協力体制を取るという展開が非常に見応えがありました。なぜ濡れ衣を着せられてしまうことになったのか、事件の真相に近付くに連れて加速的に面白くなっていく作品です。

警察に拘束されている間に人格が歪んでしまったのか、同じ人間とは思えない個性的な2人の行動から目が離せません。ちょっと不思議なサスペンスものをお求めの方にオススメです。

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横浜線ドッペルゲンガー 第1巻

 

ビリオンドッグス(全4巻)

「神さまの言うとおり」「僕たちがやりました」などでも知られる金城宗幸氏が原作を手掛けた、高校生×ヤクザ×政治家の三つ巴の物語です。「いずれは国を良くしたい!」という野望を抱えた1人の高校生が、実の父親が隠している30億を奪おうと企むという少しスリリングなお話となっています。

生徒会長の主人公が頭脳明晰&イケメン&議員の息子というスーパーマンなのですが、一介の高校生がヤクザ&政治家と渡り合うという現実離れしたものとなっており、その内容については賛否両論があるかもしれません。

それでも生徒会の活動中に刃物で刺されたり、実の父親が悪の政治家という展開は、他のマンガには見られない過激なストーリーと言ってもいいでしょう。なにより「主人公の父親が悪」という初期設定が面白く感じました。一気読みにオススメです。

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ビリオンドッグス 第1巻

 

モングレル(全4巻)

非常に絵が綺麗なキックボクシングを題材にしたマンガです。元体操選手でそれなりの成績を残したにも関わらず、さらにそれを上回る弟の才能に引け目を感じて体操界を去り、キックボクシングに転向したという斬新な初期設定が非常に面白いと思いました。

アマチュアから始まり、これからプロのリングを目指すというところで終わってしまうのですが、もしかして打ち切りだったのかな?唐突に終わってしまうのでびっくりしてしまう読者も多いんじゃないかと思います。

全4巻というボリュームには少し駆け足感を感じてしまいますが、本当の意味での結末が気になる作品です。この手の格闘漫画は少ないので、もうちょっと読みたかったなぁ。

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坂本ですが?(全4巻)

シュールやナルシストなどがテーマになっている学園モノのギャグ漫画です。爆笑することはありませんが、少し頬が緩んでしまう瞬間が定期的に訪れるので、そういう意味では「読んでいて気が抜けないギャグ漫画」と言っていいでしょう。

作品のコンセプトでもある「スタイリッシュ&クーレスト」が本当に似合う作品で、坂本君のカッコ良くも笑えるシーンが多数堪能できます。結構おかしなことをやっているのに、本人はもちろん、周りが誰1人として違和感を感じていないって部分が非常にシュールです。

一言で表すなら「真面目にフザけろ」って感じの本作品。アニメ化もされていますし、1度読んだらその魅力に気付けることと思いますよ。

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全5巻完結のマンガ

バジリスク 甲賀忍法帖(全5巻)

徳川家の後継者争いに巻き込まれた、甲賀と伊賀の忍びたちが殺し合いをしてしまうという物語です。しかも、それぞれの次期頭領同士の祝言を間近に控え、本当の意味での和睦が実現する寸前での悲劇となっています。

ドロドロの私怨と憎悪が渦巻く殺し合いで、終始「やられたからやり返す」という流れで、徐々にお互いの忍びが減っていくことになるのですが、その戦いの描写に大きな見応えがあるんですよね。

お互いが憎み合っていると言いながらも、その戦いで流れた血と涙に何かを思わずにはいられません。

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ピンポン(全5巻)

「卓球漫画と言えばコレ!!」と名高い作品。絵がちょっとアレですけど、それさえ乗り越えられれば絶対に面白いと思うはずです。

青春時代ならではの葛藤が存分に詰め込まれていて、才能とか努力とか色々と考えさせられます。それらが卓球というスポーツと見事なまでに融合しているんですよね。

読み終わったときの爽快感もハンパ無い。まさに全5巻で捨てるとこがない作品だと思います。

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ピンポン 第1巻

 

よるくも(全5巻)

非常に読み応えのあるダークな世界観が満載の物語です。富者が弱者を踏みつけ、弱者が更なる弱者を踏みつける・・・そんな様子が描かれています。住むところも「街・畑・森」と区分けされていて、この世界における残酷な現実が浮き彫りになっているんですよね。

物語自体は、料理屋の看板娘と殺し屋が中心となって進められる物語で、独りになってしまうことへの恐怖感や、綺麗事ばかりでは語れない階級社会など、適度なグロと過度なダーク感を保ちつつ進行します。

実際に私たちが住む世界にも似たような事が多々あると思うのですが、私達自身がそれらの事実に気付いていないのか、それとも目を背けているだけなのか。考察し始めたらキリがないくらいの文学的な要素も見所ですよ。

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よるくも 第1巻

 

夏の前日(全5巻)

絵の雰囲気やkindleの作品紹介を読んだ限りでは全く惹かれなかったのですが、あまりにも評価が良いので騙されたつもりで読んでみました。結果的にメチャクチャ大満足です。

最初は絵の雰囲気、話の展開を見て「皆さん、随分と堅苦しくて難しい、マンガらしくないマンガが好きなんですねぇ」なんて思っていたものの、蓋を開けてみたら全5巻を一気読み。時折訪れる官能的な場面も、エロ目線ではなく胸が締め付けられるような思いで読み進めました。

単純に「面白い!!」というわけではなく、ただただ切ない!ストーリーを漠然と紹介すると「美大生男子の青春の物語」なのですが、たったの5巻なのに読了後は1クールのドラマを見終わったかのような満足感が得られることでしょう。これは文句無しにオススメ。

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orange(全5巻)+α

高校2年生の主人公が、未来の自分から送られてきたという手紙を読んで、後悔しない人生を送るというSFストーリーです。ある程度、物語を円滑に読み進めるための脳内補完は必要な気もしますが、普通に面白いと思いました。

早い話が「大好きだった彼が、ある事をキッカケにこの世を去ってしまったという事実をなくしたい」という物語ですね。恋愛感情や友情が渦巻いていて、眩しいくらい青春しているのも人気要素の1つと言っていいでしょう。

最後まで読んだらアレコレ言いたくなる作品ですが、面白いからこそ色々言いたくなるんだと思っています。あまり難しく考えずに読めばOKです。

※補足説明(番外編)のようなカタチで第6巻が出版されました。

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喰う寝るふたり 住むふたり(全5巻)

結婚も秒読みかと思われる、恋人以上・夫婦未満で交際歴10年&同棲歴8年のカップルの日常を描いた作品です。アラサーの読者や長い期間に渡って交際をしている読者であれば、大きく共感できる部分が多々あるのではないでしょうか。

本作の斬新な部分は「ザッピング」にて物語が進行するポイントで、同じ出来事でも彼氏側の視点から読み進めるのと彼女側の視点から読み進めるので、印象が大きく変わるという部分を実現しているポイントです。ここがメチャクチャ面白い!

よくある感じの妄想っぽい恋愛漫画とは異なり、非常にリアル志向の強い作品です。ぜひ大人の男女に読んでみてほしいと思います。

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無頼伝 涯(全5巻)

素行が悪いことから目を付けられ、権力者の力によって殺人事件の犯人に仕立てあげられてしまった主人公が、自身の潔白を証明するために右往左往する物語です。

収監された場所は少年院に模した「人間学園」と呼ばれる場所で、不良少年の人格を矯正するための施設という名目ですが、実際には拷問などの非人道的な行いがあり、恐怖による支配がされていました。

本作では、自分が無実であることの証拠を手にし、そこを脱走するというスリル満点な展開が描かれています。「見つかったら死」を連想させるハラハラ&ドキドキの展開がたまりません。私としては「なんでこれが打ち切りなの!?」と思えるくらい面白いと思ったんですけどね・・・。

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バウンスアウト(全5巻)

海老蔵暴行事件で一気に全国区の知名度を得た「関東連合」が引き起こした「六本木フラワー事件」を題材にしているマンガです。ニュースなどで耳にしたことがあるようなシーンが描かれているので、とにかくリアリティが半端ありません。

とは言え、立ち位置的にはドキュメンタリーではなく、あくまで創作作品です(まだ主犯格も捕まっていませんし・・・)。限りなく現実味を帯びているアンダーグラウンドな世界を覗いてみたいという読者にとっては最高の作品と言えるでしょう。

絵も綺麗ですし、アクションシーンなんかも見応えがあると思います。半グレ集団などを描いたダーク感のあるマンガが好きな人はぜひ読んでみてください。

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バウンスアウト 第1巻

 

死刑囚042(全5巻)

近未来の日本を舞台に、死刑囚の無償労働実験が行われる様子を描いた作品です。簡単に言えば、本来であれば死刑を待つだけの人間を、ある条件を課して外の世界に出してやろうという実験です。

「んなアホな!」と思うかもしれませんが、解放される死刑囚の脳内には爆弾のようなものが埋め込まれており、殺人を犯してしまうくらいの心理状態になるとそれが爆発するという設定になっています。

「死刑制度を廃止するべきか、否か」という論争は日に日に巻き起こっており、このような時代がそう遠くないかもしれないと思ったら、非常に好奇心を刺激されませんか?

空想世界での出来事ですが、どこか現実味を感じさせる内容で、難しいテーマのように思いました。テーマがテーマなだけに取り扱いが難しいところですが、個人的には「道徳の教科書」とかに載せてもいいくらいの作品だと思っています。

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死刑囚042 第1巻

 

俺はまだ本気出してないだけ(全5巻)

絵の取っ付きにくさが全面的に出過ぎていて、前評判の高さが無ければ手に取ることは無かったと思います。それでも読み終わった時の清々しさみたいなものは、非常に大きな作品でした。

中年で子持ちのオッサンが脱サラして漫画家を目指すという内容なのですが、いつまでも夢を追いかけたい少年のような浪漫と、世間体や現実との狭間で揺れ動く主人公の姿に、何かを思わずにはいられません。読者が大人の男性であれば、尚更そうではないでしょうか。

感情移入するのとはまた違いますけど、言葉を選ばずに言うなら「見下して読むんだけど、どこかでこういう生き方をしている人間に対して嫉妬している側面もある」というような、不思議な感情が巻き起こる作品です。

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俺はまだ本気出してないだけ 第1巻

 

最後に

さすがに3巻以内だと「読了後の満足感に欠ける」と感じてしまう人も少なくないと思います。それが4巻~5巻になっていくと、徐々に満足感も得られて人によっては満足できるレベルになってくると思うんです。

マンガは長期連載をするのも非常に難しいことですが、短くまとめることも非常に難しいことだと思います。そういう意味でも5巻以内にまとめるマンガってすごい作品だと思うんですよね。

今回ご紹介した作品はどれも面白いものばかりですので、興味のある作品はぜひ読んでみてください。