鈴蘭VS鳳仙の熱いドラマ「クローズZEROⅡ」の魅力を語る

最近の不良漫画と言ったら、おのずとここに辿り着くという人も多いのではないでしょうか。小栗旬さんが主演で映画化されたことでも有名なクローズZEROの二作目です。別冊少年チャンピオンにて2012年7月号から連載され、2016年10月号にてその幕を下ろしました。

映画で言えば1作目も2作目もそれぞれ大きな見所があって大好きなんですけど、ことマンガという媒体に関して言えば、断然クローズZEROⅡの方が面白いと思います。というわけで今回は、不良漫画が好きな人におすすめしたい「クローズZEROⅡ(全11巻)」の紹介です。

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クローズZERO2ってどんなマンガ?

県内随一の不良高校、鈴蘭高校をまとめ上げる(番長として君臨する)ことを目的とした不良漫画です。長い歴史の中でも鈴蘭高校をまとめ上げた者は未だに1人も存在していないとされていて、それになれるかどうかという部分が熱く描かれています。終始、ケンカを中心とした派閥争いのようなものが繰り広げられていて、勉強や女などへの脱線はほぼありません。男たちの硬派な部分が熱く描かれたマンガで、良くも悪くも「ケンカばっかりしているマンガ」だと思ってください。

舞台は「クローズ」の1年前で「クローズZERO」の続編です。基本的にどれから読んでも問題ないとは思いますが、本作を読むうえでは『クローズZERO』の世界観を知っていた方が、より楽しめるでしょう。

クローズZEROとは?

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鈴蘭高校における内輪揉めを全9巻で書き上げた作品です。本シリーズ主人公の滝谷源治が鈴蘭高校最大派閥の芹沢軍団との抗争を制するまでの流れが描かれています。早い話が「クローズZEROは学校内の頂点争い」で「クローズZEROⅡは学区内の頂点争い」みたいなもんだと思えばいいでしょう。

クローズZEROⅡを本当の意味で楽しむためには絶対に押さえておきたい部分ではあるんですが、いかんせん絵に大きなクセがあって個人的には苦手な部類の絵でした。どうしても無理ならクローズZEROⅡから読んでもいいでしょうし、映画のクローズZEROを観るのもアリだと思います。

クローズZERO2 を楽しむポイント

躍動感あふれるタッチの絵が綺麗

コミックス1巻

絵は非常に綺麗でクローズZEROⅡの世界観がカッコ良く仕上がっていると思います。ケンカ漫画において「絵に躍動感がない」となると致命的だと思うんですけどその辺の心配は要りません。

前作では「この跳び蹴りのシーンで手の角度おかしくね!?」という瞬間もあったので、そういうのが無いだけでも違和感なく読み進められました。表情の作り方などもしっかりしているので、どんな人でも迫力あるケンカシーンが見られると思います。

主人公一派だけじゃなくて相手もカッコイイ

コミックス1巻

多くの読者が滝谷源治に感情移入しながら読み進めることになると思うんですけど、本作における敵のポジションでもある鳴海大我が超カッコイイのも大きな魅力です。「もしかすると主人公の滝谷よりも人気高いんじゃないか?」と思えるくらいなんですよね。

不良漫画ですから、主人公は一時的に負けることはあっても最終的には勝つと思って読み進めるじゃないですか?だからなのか、心のどこかで鳴海を応援したくなるような部分もあったりして・・・。それくらい魅力的な敵キャラです。

かつての敵と結ばれる熱い友情

コミックス8巻

クローズZEROでは敵だった人物と最終的には熱い絆で繋がるという部分も大きな見所です。「昨日の敵は今日の友」という感じで、熱い雰囲気を演出してくれます。ここを心の底から楽しむためには、やはりクローズZEROの世界観を知っておいてほしいので、やっぱ前作を読んでから・・・ということになるんでしょうね。

映画と異なるシーンが多々

私は映画を観てから「クローズZEROおもしれー!」となってマンガを読みましたので、映画でカッコイイと思ったシーンが丸々カットされている部分なんかは萎える要素の1つでした。私にとってのクローズZEROⅡで1番好きなシーンは芹沢と漆原が対峙するシーンだったんですけど、マンガでは全然名シーンになってないんですよね。

他にも映画と比較するとマンガの方には色んな付加要素が加わっているので、それを「追加要素」として捉えられるか「無駄要素」として捉えるかで、本作の評価は大きく変わってしまうと思います。個人的には映画をそのまんまマンガにしてくれていた方が嬉しかったなぁ。

最後に

絵的にも全11巻という短すぎず長すぎずのボリューム的にもかなり面白い作品です。評価をするうえでどうしても映画と比較してしまう部分はあるので当然ながら賛否両論はあると思いますが、映画がまったく面白くなかったという人以外であればそれなりに楽しめる作品だと思います。

不良漫画・ヤンキー漫画が好きな人、ケンカアクションが好きな人、映画のクローズZEROが面白かったという人はぜひ読んでみてはいかがでしょうか。

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