これでフサフサに!?抜け毛や薄毛の予防に効果的な食事・栄養価とは?

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(2017/07/11内容追記しました)

薄毛は遺伝による部分が大きいと言われていますが、果たして本当にそうなのでしょうか。私が思うに、薄毛になりやすい要因が引き継がれているだけのような気がしています。

例えば「食生活を含む生活スタイルが似ることによって、同じような原因で薄毛に悩んでいるのではないか?」と思うのです。これが全てじゃないにしても、これが原因になっている人は少なからず存在していると思います。

頭皮に皮脂が溜まりやすい体質を遺伝によって受け継いで、それに対するケアを怠っているようでは、抜け毛や薄毛に悩まされるのも必然と言っても過言ではありません。ですが、それは言い返せば「しっかりとしたケアをすれば改善する」とも言えるでしょう。

今回は食生活からのケアということで『抜け毛、薄毛の予防に効果的な食事』について、まとめてみました。

 

 

髪の毛の基礎

主成分

髪の毛の主成分はケラチンと呼ばれるもので、18種類のアミノ酸が統合してできたタンパク質の総称のことを言い、髪の毛の99%がケラチンで構成されています。

つまり単純に考えると、普段の食事においてタンパク質が不足してしまうと、髪の毛を作る材料がなくなってしまうということです。

食事から必要量のタンパク質を摂取できずにいると、体内で筋肉などを分解してタンパク質を得ようとします。筋肉を分解するくらいですから、髪の毛を補強している余裕はないと言えるでしょう。

 

メカニズム

髪の毛に必要なケラチンを摂取する方法なのですが、タンパク質はタンパク質のままでは吸収することができず、一度アミノ酸に変換されてから小腸に吸収され、血液によって体の各部に運ばれます。これをアミノ酸代謝と言います。

もちろんタンパク質を摂取することが前提で、そのうえでタンパク質を吸収しやすい栄養を摂取することや血液をサラサラにしてくれる(血行促進に効果的な)栄養を摂取することが重要です。

 

育毛剤の役割

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育毛剤の役割は血行の促進です。食事から摂った栄養は、血液を通じて全身に運ばれますが、髪の毛や爪などの末端には届きにくいと言われています。タンパク質不足になると、髪の毛や爪に影響がでやすいのはそのためです。

せっかく血液が循環しやすくなっても、本来必要とする栄養が摂取できていないと話になりません。まずは食事から必要な栄養を摂取することが第一で、そのうえで育毛剤を取り入れるなどの工夫を取り入れましょう。

 

髪にいいとされている食べ物

それでは「髪にいい」と言われている食品に簡単な説明を添えてご紹介します。主に『髪そのものを作っている栄養素を含んでいる』『髪が抜けにくくなる栄養素を含んでいる』かのどちらかです。

特に亜鉛、ビタミンC、ビタミンEは体内で合成することが不可のため、意識して摂っていく必要があります。

尚、ここで紹介する食べ物ばかりを摂っても栄養バランスが崩れてしまうことが予想され、結果的に髪によくないという事態を引き起こしてしまう可能性も。基本的にはバランスの良い食事を心がけましょう。

そのうえで、以下の食品についての意識を高めるようにしてください。

 

海藻類

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ワカメなんかは髪にいいとされている食べ物の代表格として、非常に有名だと思います。ワカメに限らず海藻類は、非常にコンドロイチンやミネラルが豊富です。そして、全般的に食物繊維が豊富なため、腸内環境を良くしてくれます。

腸内環境が良くなることで、食事から摂取した栄養が体に取り込まれやすくなるので、積極的に摂りましょう。ここで注意して欲しいのが「ワカメ=髪が生える 」ということではないという点です。

髪が強くなるための必要条件を揃えるのに最適な食物の1つであることは間違いないのですが、ワカメを食べただけではフサフサになるのは難しいので、この点に関しては注意が必要です。

 

緑黄色野菜

タンパク質代謝にはビタミンB群が必要で、ビタミンB群を中心にビタミン類が満遍なく摂れるのが緑黄色野菜です。ビタミンCやビタミンEは抗酸化作用を持つため、頭皮環境の悪化や血行不良の改善に有効なだけでなく、老化の原因を取り除くのに最適なので、積極的に摂りたいですね。

ビタミンAも髪の毛を作るうえでのサポート役として優秀なのですが、油と一緒に摂る(野菜炒め、天ぷらなど)ことで身体への吸収率を高めることが可能です。

ただし加熱してしまうと、消化や代謝に役立つことで知られている酵素が失われてしまうため、サラダなど生の状態で食べることも忘れないようにしましょう。

 

青魚

サバ、イワシ、アジなどに含まれるDHAやEPAは血行を良くしてくれます。

更に中性脂肪を減らす役割も持っているため、頭皮環境の悪化を防ぐのにも効果的です。

 

牡蠣

牡蠣には亜鉛が多く含まれています。アミノ酸からケラチンを生成するのに必要なのが亜鉛です。つまり、タンパク質を摂取しても亜鉛が無いとほとんど意味がなくなってしまいます。

他にもゴマやビーフジャーキー、レバーなどにも多く含まれている亜鉛ですが、牡蠣の含有量は群を抜いているので亜鉛の摂取には非常に適していると言えるでしょう。

 

豆類

納豆は、簡単かつ手軽に食べられるのでオススメです。イソフラボンが男性ホルモン(テストステロン)の分泌を抑えてくれるのと、ナットウキナーゼが血液をサラサラにしてくれるため頭皮の血行促進が期待できます。

納豆が苦手だという人には豆腐がオススメです。豆腐は、ありとあらゆる料理に使用することが可能ですし、栄養価も高くヘルシーなので、積極的に食べましょう。

 

あまり良くないとされている食べ物

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  • カロリーが高い食べ物
  • 糖分や脂質が多い食べ物

これまでにご紹介した『血行を良くする』などの役割を持たず、皮脂を増やしてしまいそうな食べ物は基本的に髪に悪いと言えそうです。

血液がドロドロになって髪の毛に栄養が行き渡らないようになってしまったりだとか、頭皮が過剰な皮脂によってダメージを受けてしまうため、この2つに該当する食事は好ましくありません。

 

最後に

抜け毛、薄毛の予防には食事だけでなく、充分な睡眠や軽い運動など普段の生活から心がけていくことが非常に大切です。ただし、髪の毛に栄養を届けるためには「まずは栄養を摂らないといけない」という意味で、今回は食事について書きました。

食事から摂った栄養を髪の毛に届けられるか、それとも無駄にしてしまうのか。それについても考えていくことが必要だと思います。

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