食中毒にならない為に注意!まな板を清潔に保つ方法

野菜を切ったりするうえで欠かせないのが『まな板』の存在です。お肉を切ったり、お魚を切ったり、野菜や果物なんかも切ったりと、その用途は非常に幅広いと思います。

もし丹精込めて料理をしたとしても、まな板が汚れていたせいで食材に様々なニオイが移ってしまっていたら、どうでしょうか?せっかく一生懸命作った料理が台無しになってしまいますよね。

ニオイが移る程度ならまだいいです。もし雑菌まみれになっていたとしたら、それは食中毒にも繋がりかねません。それは絶対に避けなければならない事態だと思います。というわけで今回は『まな板を清潔に保つ方法』についてのご紹介です。

目次

まな板の汚れ

食材へのニオイ移り

もし包丁やまな板が汚れているとすれば、食材のすべてが影響を受けるといっても過言ではありません。雑菌は目に見えないので難しいですが、わかりやすいのはニオイではないでしょうか。

個人的には非常に気になるポイントなのですが、ネギなどの香りの強い食材を切ったあとで別の何かを切ったときに、前に切った食材のニオイが移ってしまうのが非常に気になります。ニオイだけであれば気にならないかもしれません。しかし、もしこれが雑菌だったとしたらどうでしょう?

 

まな板の雑菌

(動画はYoutube alcoholjokin様)

上記動画は『まな板の表面から採取した雑菌が繁殖する様子を収めたもの』だそうです。雑菌と思われる細長いものが、爆発的に増えてるのがわかるかと思います。

どれだけの時間でどの程度増えてるのかはわかりませんが、あまり気持ちのいいものではありませんよね。雑菌は少量であればどこにでも存在するものですが、爆発的に増えることで害をもたらします。

特にまな板は包丁による傷が付いていたり、様々な食材の油が付くこともあれば、水で濡れることも多いです。このように雑菌まみれになったまな板のうえで料理しないためにも、気を遣うことが重要だと言えるでしょう。

 

まな板の除菌方法

除菌もできる食器用洗剤を使う場合

  1. 食器と同様に、まな板に洗剤を付けてスポンジで汚れを落とす。
  2. 水をしっかり拭き取る。
  3. 食器用洗剤を垂らし、フライ返し等を使用して満遍なく塗布する。
  4. 指定時間放置後、水でしっかり洗い流す。

最後に洗剤をしっかりすすぐこと以外は、ほとんど手間がかからないので毎日やっても苦にならない作業だと思います。全体的にムラなく塗るためにも、水気はしっかりと切ってから行うようにしてください。

肝心の除菌効果に関しては漂白と比べると劣ってしまうので、数回に1度は徹底的にやることをオススメします。

 

漂白剤を使う場合

  1. 食器と同様に、まな板に洗剤を付けてスポンジで汚れを落とす。
  2. 軽く水を切ったあと、うすめた漂白剤を付けた布巾をまな板に覆い被せて放置する。
  3. 漂白剤に記載されている時間を放置したら、しっかり水ですすぐ。

まな板と布巾を同時に漂白、除菌できるのでオススメです。除菌効果に関しても高い効果が得られる方法なので、適度に行っていきたい作業と言えるでしょう。

最近はスプレータイプの便利な商品も出ているので、そちらを使用してみてもいいと思います。

 

熱湯消毒

  1. 食器と同様、洗剤を付けてまな板を洗う。
  2. 洗剤を洗い流したあとで熱湯をかける。

上記のように熱湯をかけるだけで殺菌することも可能です。その際の注意事項ですが、まな板を軽く洗ってから熱湯をかけるようにしてください。

まな板に付着しているたんぱく質汚れはお湯をかけると固まってしまうので、お湯をかける前に洗い流すようにしましょう。

日々の手入れ

使用前は軽く水で濡らす

まな板を使用する際は乾いた状態で使うのではなく、水に濡らして余分な水を拭き取ってから使用するのがベストです。こうすることで、食材自身が持つ水分がまな板に染み込みにくくなり、ニオイ移りなどをある程度防ぐことが可能です。

お寿司屋さんなんかで板前さんの様子を見ていると、食材を切り始める前に必ずと言っていいほどまな板を濡らしているので、非常に高い効果が得られると言ってもいいのではないでしょうか。

 

こまめに洗ったり拭いたりする

料理の途中でも「こまめに汚れを水で流して水分を拭き取る」という作業をすることで、まな板自体が非常に汚れにくくなります。

特にお肉やお魚を切った後はニオイ移りを防ぐ意味でも、積極的に行うのがオススメです。

 

使用後はしっかり乾かそう

洗って除菌も済んだ後は、しっかり乾かすことが重要です。水は「下へ下へ」と向かうので、必ず立てた状態で自然乾燥させるようにしましょう。

 

おすすめアイテム

カビキラー

ネーミングに『カビ』と入っているので敬遠してしまうかもしれませんが、こちらはキッチン専用商品です。食品や食品添加物を原料として作られているので、口に入っても問題ありませんし、除菌が終わった後に洗い流す必要もありません。

これは非常に便利な商品だと思います。これで日々の除菌をしながら、週末など時間が取れるときにガツンと漂白するのがいいでしょう。

 

牛乳パック

お肉もそうですが特にお魚なんかは、明らかにまな板が汚れるのが分かりきっているので、まな板を使わずに『牛乳パック』を使用するのがオススメです。牛乳を日常的に飲んでいるご家庭であれば用意する必要はありませんし、汚れてしまっても捨てるだけなので使い勝手がいいですよ。

牛乳パックを裁断する際は、ケガに気を付けましょう。私はハサミを使っていますが、カッターで切るよりも簡単でオススメです。

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キッチン周りの除菌

まな板置きを始めとする周辺

まな板を立てて保管しているというご家庭は多いと思いますが、そのまな板立てで雑菌が繁殖している可能性もあるので、そこの衛生管理についても徹底しておきたいところです。個人的にオススメしたいのが、食材にも使用できるアルコール除菌剤「パストリーゼ77」です。

プロのパティシエが使用しているという謳い文句で販売されているのですが、お肉に吹いておくと長持ちしますし、香りもないのでキッチンだけでなく生活スペースの至る所で使用することができるでしょう。

 

スポンジの衛生管理

意外と盲点になりやすいのがキッチンスポンジです。食器を洗うものだから汚くないようにも思えますが、油汚れなどは雑菌の好物でもあるので注意しなければなりません。

まな板自体を毎回漂白するのは手間だと思うので、除菌できる洗剤を使用する場合でも、その洗剤を伸ばすために使用するスポンジが雑菌まみれなんてことにならないようにしましょう。

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最後に

最近は抗菌効果を謳った商品が増えていますが、例え抗菌効果のあるまな板を使用しているからと言って、雑菌が繁殖しないわけではありません。あまり過信しすぎないことが重要です。

雑菌だらけにしないためにも日々のお手入れが必要になってきますし、なにより料理に関することですから気を付けたいですね。食中毒にならないためにも、しっかりとまな板を清潔に保つようにしましょう。

 

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