可愛い外見に騙されるな!「あそびあそばせ」が面白すぎるぞ

表紙を見る限りはお花畑感が満載の美少女漫画という印象であるにも関わらず、中身を見て唖然、出オチ感が満載のギャグ漫画「あそびあそばせ」をご存知でしょうか?

美少女目的で手に取った読者にとっては「ごめんあそばせ」とも取れそうな本作品ですが、仮に騙されて購入したとしても数分後には大満足に変わっているほどの超ハイクオリティなギャグ漫画なんですよね。そこで今回は「あそびあそばせ」というギャグ漫画を紹介したいと思います。

目次

あそびあそばせってどんなマンガ?

コミックス1巻

本作を一言で表現するとしたら「狂気を感じるギャグ漫画」とでも言いましょうか。「あの可愛らしかった表紙の女の子はどこへ?」と思うくらい、狂気が渦巻いている世界観となっています。暴力的な描写も少なくありませんが、引いてしまうレベルにはなっていないので万人に受けるように感じました。

基本的には仲良し三人組を中心に描かれるドタバタコメディーというか、シュールな場面もありながらの正統派ギャグ漫画となっており、読む人を選ばず笑わせてくれることでしょう。まるで三人組のコントを見ているようで、流れるような笑いは必見です。

コミックス1巻

このようにしてテンドンもお手の物です。最初の絵よりも少しだけ刺激が強くなっているような気もしますが、恐らく気のせいだと思われます。黙っていればフランス人形のような可愛さの彼女も、こうなってしまうと笑いの種になると言っていいでしょう。

冷静に見ていただけたらわかると思うのですが、眼鏡で地味めな委員長的ポジションの女の子がお人形さんみたいな女の子の鼻に指を突っ込んでいるシーンってそうそう見られる場面じゃありません。軽い放送事故みたいな感じがすごく面白いですよね。

あそびあそばせを楽しむポイント

典型的な出オチ

コミックス1巻

少し前にボビー・オロゴンさんがブレイクし、ここ最近(今じゃもうかなり前かな?)では「ハーフ芸人」というポジションでマテンロウのアントニーさんやデニスの植野行雄さんの活躍が輝かしいですが、典型的な笑いとして「日本人離れの外見をしているのに流暢な日本語を話す」というのはもはや鉄板ネタと言えるでしょう。

ジパング上陸作戦というコンビのチャド・マレーンさんも「日本人を笑わせたくって一生懸命お笑いと日本の勉強をした結果、もうちょっと片言だった時の方がウケてた」というエピソードを披露しています。こりゃ世知辛い。

本作に登場するオリヴィアは、見た目が完全にヨーロッパ系の女の子なのに全く英語が話せないキャラクターとなっています。冒頭では外国人を装ったためにちょっとしたピンチに陥ったりもして、ものすごく笑える空気感を演出しているので注目してみてください。

笑いを増幅させる鋭いツッコミ

コミックス1巻

女の子が主人公のマンガだからと言って甘く見てはいけません。要所要所で鋭いツッコミが出てくるので、思わずニヤけてしまうこと間違いないです。そのツッコミには若干の毒気も感じられるので、それも本作品から感じられる狂気を演出していると言えるでしょう。

上記画像のシーンは、真面目系女子が2点の英語の答案用紙を引っさげてオリヴィアに「英語を教えてくれ」とお願いしているシーンなのですが、このツッコミを見た時に「このマンガ、実はめっちゃ面白いんじゃね?」って思いました。読み始めて早々、13ページ目の出来事です。

軽めのエロネタ

 コミックス1巻

あまりキツくない程度のエロネタを放り込んでくるあたりも、本作のキャラクターを上手く使った魅せ方だと思います。エロネタ自体はそうでもないのですが、その後に続くツッコミが面白いんですよね。

真顔と普段の顔のギャップなど、表情に色んなパターンが用意されているのも面白さの1つだと言えるでしょう。表紙の絵のように可愛らしい時もあればまるで子供が描いたような絵のときもあったり、ホラー漫画と見間違うような絵のときなど多くのパターンを使い分けているのが非常に秀逸です。

エロネタとしては非常に軽めで、下ネタに対して嫌悪感を持ってしまうような読者も問題なく楽しめる作品じゃないかと思います。

テンポのいい流れ

厳密に言えば1話完結型ではないのですが、それに似たテンポの良さも魅力です。ポンポン読み進められるので、極端に言えば「気が付いたら終わってた」というくらいあっという間に読み進めてしまうと思います。良くも悪くもコマ割りもシンプルで読みやすいですし、文章で笑わせる時と絵で笑わせる時のメリハリもハッキリしていて非常に読みやすい作品です。

周回プレイもお手の物

コミックス1巻

「どこのシーンのことだろう?」と思わずページを戻りたくなるような場面も見られます。こういうのがあると2回目を読み直す時も面白かったりするんですよね。上の方でも書きましたが、こういう恩着せがましいシーンでのこの表情というのも本作ならではの魅力だと言えるでしょう。

コミックス1巻

固い友情を誓い合ってるかの如く抱き合っていたかと思えば、裏の顔ではこうなっているわけですから、ギャップ萌えが過ぎますね。こういう時にあえて突っ込まないというのもすごく笑いのセンスが高くて大好きです。これを見たあとだと、周回プレイの時に上記画像の場面で笑ってしまうと思いませんか?個人的にはこういう見せ方が非常に上手な作品だと思っています。

最後に

1巻を読み終わる頃には、表紙の女の子が可愛かったことさえ忘れてしまうくらい、強烈なインパクトを残す作品です。作者の方の「笑わそうとしている感」がモロに伝わってくるので、読んでいて非常に心地良く感じます。

思わずニヤケて読んでしまうこと必至なので電車など公共の場で読むことはご遠慮ください。ぜひお家にて1人で楽しむことをおすすめします。

著:涼川りん
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