アイリスオーヤマのヨーグルトメーカー(IYM-013)徹底レビュー|飲むヨーグルトも作れる!

 

アイリスオーヤマのヨーグルトメーカー(IYM-013)を使用し始めてから約1年が経過したのでレビューしていきます。

もし「今年買ってよかったもの」というテーマで語るんだとすれば、ヨーグルトメーカー(IYM-013)は欠かせない存在と言っていいでしょう。迷うくらいなら買っても後悔しない商品です。

以下では、私が実際にアイリスオーヤマのヨーグルトメーカー(IYM-013)を1年間使って感じたことを書いていきます。メリットだけでなくデメリットも記載しているので、ぜひご自身の希望に沿う商品かどうかの参考にしてみてください。

 

目次

ヨーグルトメーカー(IYM-013)の特徴、メリット&デメリット

 

  • 自分好みの固さを再現できる(ただし、それなりの試行錯誤が必要)
  • ヨーグルト作成以外の料理にも応用が可能
  • 飲むヨーグルトは完成させるのが難しい!?
  • ヨーグルトを毎日食べる人には嬉しいコストパフォーマンス

 

まず私がヨーグルトメーカー(IYM-013)に興味を持った理由は「R1などの飲むヨーグルトが大量に作れたら最高じゃない?」という部分からでした。

R1の飲むヨーグルトって高いので、それを1リットル分を購入することを考えたら「R1の飲むヨーグルト1本と牛乳を材料に、大量のR1の飲むヨーグルトが手に入る!」と思って、即購入した感じです。

結論から言うと、私のような目的だけで本製品を購入することはおすすめしませんが、ヨーグルトが好きで毎日のように食べているという人であれば、購入しても絶対に損はしない商品と言っていいでしょう。

 

自分好みの固さを再現できる(ただし、それなりの試行錯誤が必要)

ヨーグルト完成品

 

使用する牛乳やヨーグルト、作る温度、作る時間によって完成品のクオリティが大きく変わるので、ちょっと条件を変えただけで全く別物のヨーグルトが完成したりします。

市販されているヨーグルトの触感に対して「もうちょっと固い方が…」というような要望のある人は、自分の好みに合ったヨーグルトを作ることが可能です。

 

ただし難点があって、「今度はこっちのヨーグルト(あるいは牛乳)で試してみよう」ということを何度もやっていると、いずれ失敗する日が来ます。私が色々試してみた感じでは、成分調整牛乳だと上手く作れなかったり、そもそも「飲むヨーグルト自体の作成難易度が高い」というイメージです(詳しくは後述)。

色んなヨーグルトを作れるというのはメリットでもありますが、「自分にとってのベストを見つけるにはある程度の試行錯誤が必要で、その過程で何回か失敗するのは仕方ない」という感じかもしれません。

 

ヨーグルト作成以外の料理にも応用が可能

レシピ本

 

ヨーグルトメーカー(IYM-013)にはレシピ本が付いてきます。これによって作ったヨーグルトで様々なアレンジができるので、ヨーグルト好きには嬉しい限りです。

お菓子作りが好きな人や小さいお子さんにおやつを食べさせたいという人の場合、原料に使うヨーグルト自体も自分で作ることで糖分などの栄養管理もしやすく、モノによっては添加物などの心配も不要になるのでおすすめします。

 

Amazonのレビュー欄にはローストビーフを作成している画像を掲載している人なんかもいて、お料理好きの人なら色んなことに多用できる機械でもあるようです。

※私はヨーグルト作成以外の目的で使用したことはないですが。

 

飲むヨーグルトは完成させるのが難しい!?

個人的には「飲むヨーグルトを作ることの難易度は高め」と感じました。これまでに何度失敗したか分かりませんが、ホエーと分離した変な物が完成したりなどやや安定性に欠ける感じがします。

元々、本製品を購入したきっかけが「R1の飲むヨーグルトを安く大量生産したい」というものだったので、最初はそればかりやっていたのですが、何回か作るのに失敗してしまって以降は「失敗するのが怖くて作れない」という状況に陥ってしまいました。

 

固形のヨーグルトを作る分には、正しい牛乳さえ使えていれば失敗することはないのに対し、飲むヨーグルトとなると市販品のような「固形感がなく、ちょっと粘り気のある牛乳のような質感」が上手く再現できず、かなり苦戦した部分は否定できないです。

失敗した場合は「もったいないからと言ってそのまま飲むのも厳しい」という仕上がりになるので、その度に牛乳を無駄にしてしまう罪悪感にやられ、今では固形(ドロドロ系)のヨーグルトしか作っていません。

 

ヨーグルトを毎日食べる人には嬉しいコストパフォーマンス

牛乳やヨーグルトもピンキリなので、全部の組み合わせでコスパが良くなるというわけではないと思いますが、大抵の組み合わせでコストパフォーマンスは優秀と言えます。腸内環境を良くしたいとか、健康維持のためにヨーグルトを食べたいという場合であれば文句なしです。

ただし特定のヨーグルトの味が好きで「美味しいから食べている」という場合は、そのヨーグルトを素にして作ったところで同じ味のヨーグルトができるわけではないので、この場合はちょっと注意が必要かもしれません。

 

R1なんかを増殖させたい時に「R1ヨーグルトの味じゃなくて、R1に含まれている乳酸菌などに魅力を感じている」という場合ならメリットが感じられると思います。そしてそれらの場合であれば、コストパフォーマンスが良くなるケースがほとんどです。

「ヨーグルトなら何でもいいからとにかく毎日食べたい」という人なら家計の助けにもなりますし、目的のヨーグルト菌に狙いを付けることも可能なので「栄養価>味」という価値観なら文句なしにおすすめします。

※決して自作したものが美味しくないという意味ではなく、同じ味のヨーグルトが作れるわけではないという意味です。

 

私はR1に対して「何か良い方向に効きそう」という感じで、特に効果を実感しているわけでもなく好き好んで食べています。恐らくR1を素(スターター)にして作成するヨーグルトは、R1と一緒とは言わないまでも、かなり近い成分の物が作れているんじゃないかと思いますが、なにせ効果の実感がないのでこのあたりは不明です。

 

 

ヨーグルトメーカー(IYM-013)の使用感を紹介

アイリスオーヤマのヨーグルトメーカー(IYM-013)と牛乳とヨーグルト

 

まずは牛乳とヨーグルトを用意します。色々試してみた感じでは、以下の2点が重要という印象です。

  • 使用するのは必ず牛乳であること(低温殺菌や成分調整などもNG)
  • 牛乳とヨーグルトによって固まりやすさなどが変わってくる

 

牛乳の見分け方

 

私のように「低脂肪乳を牛乳と言われて育ってきた」という人間にとっては、「1Lパックに入ってるやつなら何でもいいんでしょ?」と思ってしまいがちですが、ちゃんと牛乳を使用しないと上手く作れないことが多かったです。

見分け方としては「牛乳パックの上部分に切り欠きのようなくぼみがあるか/ちゃんと牛乳という文字が表記されているか」の2点を確認すれば間違いないでしょう。

また、低温殺菌牛乳や成分調整牛乳の場合は失敗してしまうリスクが高いような気がするので、あくまで通常の牛乳を使用するのがベストです。

 

ヨーグルトと牛乳を混ぜる

 

牛乳とヨーグルトを用意したら、牛乳の中にヨーグルトを入れてムラなく混ぜます。

上記画像ではローカル牛乳とR1ヨーグルトを使用していますが、色々やってみてこの組み合わせがほぼ失敗しないということを見つけたので、この組み合わせにて行いました。

 

ちなみにこの場合、「R1ヨーグルトが1リットル分作れる」というのとは微妙に違って、味や硬さもまるで違うヨーグルトが1リットル分できます。当然ながら使用する牛乳によっても味が変化するので面白いです。

購入時は「高いヨーグルトを牛乳パック分コピーできる」と思っていましたが、R1菌は増殖しているにしても、普通にやる分にはまったく新しいヨーグルトができるので注意が必要です(もしかしたら分量調整を研究すれば、限りなく近い物が作れるかも)。

 

9時間後

 

あとは牛乳パックのままヨーグルトメーカーにセッティングし、温度と時間を決めて放置するだけです。

どんなヨーグルトが作りたいのかによって温度や放置する時間は変わりますが、基本的には自動メニューで「プレーン、カスピ海、甘酒、塩麹、飲むヨーグルト」が選択できるので、これを選ぶだけでも問題ありません。

 

使用する牛乳とヨーグルトの組み合わせによっては「オートメニューで作ると好みの固さに仕上がらない」などの問題が出てくることもあるので、その場合は作る側が微調整してあげるといいです。

ちなみに表示部分の数字は徐々に減っていき、完成するとEndになりますが、これがずっと点滅しているので「勝手に電源が切れて欲しい」という部分は強く感じました。

 

ヨーグルトメーカー容器

 

ちなみにアイリスオーヤマのヨーグルトメーカー(IYM-013)には上記のような容器も付いてきますが、本製品は牛乳パックのままヨーグルトを作ることができるので、私は今では全く使っていません。

別容器で作ると底にできたヨーグルトを取り出すのが難しかったりして、個人的にはあまりメリットを感じませんでした。牛乳パックのまま作れば洗い物も少なくて済みますし、量が減ってきたら牛乳パックを切って取り分けやすくできるので、こっちの方がおすすめです。

ちなみに飲むヨーグルトを作るときは、必ず牛乳パックのまま作るように説明がありました。…なんでだろ?理由が分かる人は教えていただけると嬉しいです。

 

 

一応、9時間放置後の完成品はこんな感じです。

これだとまだしっかり固まっておらず、底面に行けば行くほどまだ若干の水っぽさが残っています。これを後は冷蔵庫に入れて一晩寝かせれば、ちゃんとしたヨーグルトになっているはずです。

 

 

そして一晩寝かせた完成品がこちら。お店で売られているプレーンヨーグルトに限りなく近いヨーグルトが1リットル分できました。ちなみに「ドロドロじゃなくて固形のヨーグルトが作りたい!」という場合も、作る側の調整で色々可能です。

今回はプレーンで作りましたが、甘いヨーグルトが食べたいという場合は作る前後で砂糖を加えてもOK。個人的に好きなのは「甘いヨーグルトと混ぜて食べる」ことで、スーパーで売られている味付きのBifiXヨーグルトを買ってきて、それと混ぜて食べたりもしています。

あとは単純にフルーツを加えるとか、ヨーグルトソースを使うとか…。アレンジがとにかく多彩なので、あれこれ試してみる楽しさという面でもおすすめです。

 

ヨーグルトメーカー(IYM-013)はベストバイ商品

 

Amazonでも非常に高い評価を得ている商品ですが、私自身も買って良かったと感じる商品でした。

  • 好きなヨーグルトを大量生産できる(味はそっくりにはならないけど)
  • 食感などの微調整が可能(試行錯誤が可能)
  • オートメニューは完全ではないけど、あれこれ試せるという意味では〇
  • コスパが良く、本体料金はすぐに回収可能

 

もうちょっとオートメニューの精度が高ければ良いなぁとか、飲むヨーグルト作成の成功度が高ければいいなぁという希望はありますが、家で固形のR1が1リットル分作れるようになっただけでも十分です。

私は作ったことがありませんが、ヨーグルトメーカー(IYM-013)を使ってローストビーフなんかの肉料理も作れるようなので、お料理の幅を広げるためにも持っておいて損はないでしょう。

 

いずれにしても「ヨーグルトを毎日のように食べている/自分好みのヨーグルトを探したい」など、ヨーグルト愛に溢れている人には文句なしにおすすめです。

価格的にもそこまで高価な商品でもないので、興味がある人はぜひ購入してみてはいかがでしょうか?

 

 

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