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家庭用の給湯器を買う時は『保険の加入』がオススメ

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(2017/05/03内容追記しました)

此度、私の実家の給湯器(ボイラー)が故障してしまい、14年ほど使用したということで新しいものに買い替えました。そして今回は迷わず『保険』に加入したのですが、給湯器にも『保険』が存在するというのはご存知でしょうか?

我が家で使用しているボイラーがノーリツ製の機器なので、他のメーカーでもそのような保険が存在するのかは不明なのですが、恐らく多くのメーカーで採用されているのではないかと思います。もし保険があるなら、加入しておくのがオススメです。

業者によっては「お客さんからセールスのように思われて、怪訝そうな顔をされるのが嫌なので最初から紹介しない」という業者もいるくらいなんですが、内容は正直言って「かなり良い」と思います。というわけで、今回は『給湯器の保険』について、お話ししたいと思います。

 

 

ボイラーの相場は20万~40万

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必要とする燃焼能力や性能によって金額も大幅に変わってくるので一概には言えませんが、家庭用ボイラーは追い炊き・お湯張り機能付きで大体30万前後と「決して安くない金額」です。

毎日使用するものなので、考え方を変えて「1日当たり100円の使用量」と考えたら、そこまで破格でもないと思うんですけど、一気に払うとなれば簡単には割り切れませんよね。

これを買い替えるとなると、家計にとっては結構な痛手ではないでしょうか。しかし贅沢品とは違って必需品の部類になると思うので、必要なものと言わざるを得ません。どこのお家でも「今、壊れなくても・・・」という声を聞きます。

 

耐用年数は7~10年

給湯器の耐用年数は「7年~10年くらい」というのが1つの目安になっています。当然、10年以上使えるものもあれば、残念ながらすぐ壊れてしまうものも存在しますので一概には言えませんが、あえて年数で言うなら「7年~10年くらい」に落ち着くと言っていいでしょう。

使用頻度が高かったり使用環境が悪かったりなど、故障してしまう理由は様々ですが、必ずしもユーザーが悪いというケースばかりではなく、機械なので「ある程度の当たり外れがある」というのも仕方ない部分だと言わざるを得ません。

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保証期間は1年

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電化製品には必ずと言っていいほど『保証期間』がついています。給湯器にももちろんあるのですが、原則『1年間』です(BL品であれば2年間)

一応、中の部品ごとに細分化された保証期間は存在しますが、機器本体は1年しか保証されていません。30万円の買い物をして1年しか保証されないっていうのも、なんか不安ですよね。

実はそういった消費者の声を受けてなのか、家庭用ボイラーにも『保険』があるんですよ。しかも内容的にかなり優秀です。以下で詳しく紹介していきたいと思います。

 

給湯器の保険

どのメーカーにもある?

どのメーカにあってどのメーカーにないのかはわかりかねますが、ノーリツと長府には保証延長制度があります。また、ガス給湯器の場合はメーカーが保険を設けていなくても、ガス会社が保険を担っているケースがあるようです。

以下ではノーリツのケースを中心に話を進めていきますが、もし他メーカーの機器を使用している際は、1度メーカーに確認してみるのがいいでしょう。

 

複数のプラン

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こちらはノーリツというメーカーの保険の料金表になります。恐らくどこのメーカーにも、このような『保証延長サービス』が存在していると思いますが、これは「年数や使用している給湯器の種類に応じて保険料が変わる」という形態になっているはずです。

7年の金額と10年の金額を比較してみてください。きっと倍以上に跳ね上がってしまっていると思います。いかに「この間に故障が多いか」を物語っていますね。

 

7年と10年で大きく保険料が違う理由

普通に考えて7年~10年の間に壊れる可能性が高いというのが最もな理由ですが、それ以外にも10年の保険料が高い理由があります。現在、家庭用給湯器は『特定保守製品』というものに認定されており、簡単に言うと「10年経ったら機械が悪くなくても、一応点検を受けてくださいね」というものになっています。

当然ながら点検には「お金がかかる」ので、現段階では法的な義務ではありません。おそらく「点検を受けないで事故に繋がっても、メーカーとして責任は負いません」という、一種の逃げ道なんじゃないかなぁと思っています(私の勝手な見解です)。

10年コースにはその際の点検料も予め含まれているので、保険料が高くなっているという側面もあるのでしょう。

 

意外と知られていない

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小さい設備屋や水道屋など、給湯器に保険があるということを知らない業者も多く、施工時に説明を受けていないというお客さんも非常に多いです。この保険に加入するには「保証期間内に加入しなければならない」ため、2年以上経過していると加入できなくなってしまいます。

いくら「本当は加入したかったのに、説明を受けていないせいで加入できなかった!」と駄々をこねても認められません。1ヶ月~2ヶ月程度なら、場合によっては誤魔化せなくもない場合もありますが、ほとんどの場合でなかなか難しいと思います。

 

保険の内容

これもメーカーによると思いますが、どこのメーカーも大体似たり寄ったりだと思うので、私が携わっているメーカーを基準に話を進めますね。

まず簡単に言うと「ユーザーに過失がなく、災害でもない場合に限り、修理に関する一切の費用がかかりません」というものです。詳しく説明していきましょう。

 

ユーザーに過失がある場合は有料

別の記事で紹介しましたが「お風呂のフィルターの掃除を怠ったことによる不具合」が意外と多いです。これは「お客さんの使い方の問題」と判断されるので、保険が適用されません。あとは「固い物をぶつけてしまってリモコンの液晶が割れてしまった」とか「凍結破損」なども過失の範疇になります。

あとは「説明書を読んでいないがために起こった勘違い」や「給湯器以外の不具合だった場合」なんかも、お金がかかってしまうでしょう。意外と「せっかく保険に入ってるんだから、特に何もないけど点検してもらおう」という人も多いのですが、故障が無い場合は原則として点検費用は発生します(満了点検はこの限りではありません)。

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災害も有料

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あまり考えたくないことですが「地震で家が倒壊して給湯器が壊れた」という場合も、保険は適用されません。1番多いのは『落雷被害』ですね。ただし、これに関しては注意が必要で、いわゆる『グレーゾーン』のような扱いになっているのが現状です。

というのは、私のような修理のプロでも「落雷が原因で壊れたと断言できるケースは少ない」ということが大きな理由になっています。ぶっちゃけると「落雷でも保険が適用されるケースも多い」ということですね。

別で『家財保険』に加入していて、落雷が保障されている場合は全く問題ないでしょう。その際は「落雷の影響でどこまで壊れてしまったか」などを特定せず、電装部を全部交換なんてこともしたりするので、言ってしまえば『お得』だと思いますよ。

 

保険のメリット

お得

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保険というものに対して『損得勘定』を持つのもどうかと思いますが、内容としては非常にお得です。例えば『7年のコースが2万円だった場合』を想定して話を進めます。7年間の間に不具合が生じた場合は一切のお金がかからないわけですが、通常であれば『部品代+出張料+作業料』がかかります。

内容にもよるので詳しい金額はわかりかねますが、どんなに安くても一点の部品交換をすれば15000円前後のお金がかかる場合がほとんどですから、単純に考えても7年間で1度でも修理すれば元が取れるということになるので、かなりお得な内容だと言えるのではないでしょうか。

 

期間満了点検

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7年の期間が終わるときに『満了点検』があります。簡単に言うと「故障していなくても、プロによる点検が受けられるサービス」です。修理(点検)する人間の立場から言うと「満了点検が終わった直後に修理に行くという状況だけは、絶対に避けたい」と考えます。そのため「明らかに傷んでいる部品」については、満了点検の時に壊れていなくても交換してもらえる可能性が高いです。

さすがに「この前の点検のときに見抜けなかったの!?」というトラブルになるのは、こちらとしても嫌ですからね。なるべくなら「念のため」ということで、色々な部品を交換しておきたいと考えるのが普通です。

(2017/01/11追記分)

最近ではメーカー側から「余計な部品は交換するな」との指示がありますが、実際に点検直後に故障してしまうケースを恐れているのも事実で「やむを得ない場合は交換してもいい」というスタンスに落ち着いています。

点検するほど年数の経過している機種については、過去の経験や事例からも「どこが壊れやすいか」というデータが出そろっているケースが多いので、壊れやすい部分を交換するというスタンスは今後も変わらないのではないかと思いました。

 

最後に

私自身、お客さんにも勧めていますが、自分でもイイ内容だと思って加入しています。しかし、説明していても「アレはダメだけどコレはOK」みたいな難しい話をされると、嫌になると言うお客さんも少なからず存在しているのが現状です。

セールスのように思われて、嫌そうな顔をされたりってことも実際に多いんですよね。それでも、後々「聞いてなかった!」と言われるのは避けたいので、簡単に説明はさせてもらっています。

こういうご時世だからこそ警戒されてしまっている部分もあるかとは思いますが、かなりイイ内容だと思うので、新しい給湯器を取付した際にはパンフレットくらいはもらってみてもいいと思いますよ。