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家庭用ボイラー(給湯器)購入における業者間の金額の違いについて解説する

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(2017/02/05内容追記しました)

家庭用ボイラー(給湯器)は10年弱くらいのサイクルで買い替えることになるケースが非常に多いですが、決して安くはない金額にたじろいでしまう方も多いのではないでしょうか。機種によってピンからキリまであるので一概には言えませんが、直圧タイプ(水の側の蛇口を開けたときとお湯側の蛇口を開けたときで勢いが一緒のタイプ)で追い炊きができるエコタイプとなると、30万円前後が相場だと思います。

ただ、機種によって金額の幅が出てしまうのはわかると思います。車や電化製品全般が同じように「良い物ほど価格も高くなる傾向にある」からです。ただ、色んな業者から見積もりを複数もらうと「なんでこんなに金額の差があるの?」と驚くこともあるでしょう。というわけで今回は『家庭用ボイラー(給湯器)購入における業者間の金額の違いについて』書きたいと思います。

 

 

給湯器のグレードとは

ガス給湯器の場合

号数の違い

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ガス給湯器で言えば『号数』で表されることが多いですが、燃焼能力が高い製品ほど高いです。これは「1度に使えるお湯の量」と大きく関係します。家庭用のガス給湯器には16、20、24と3パターンの能力の製品がありますが、数字が高くなればなるほど「燃焼能力は高く、1度に多くのお湯を使用できる」と言えるわけです。

 

何がどう違ってくるか

例えば台所、洗面、お風呂のすべてで同時にお湯を使うとしましょう。当然、水圧自体が弱くなるという考え方もできますが、給湯器は「1度に作れるお湯の量に限界がある」ため、蛇口からでてくるお湯の量が細くなったりします。これを解消するためにはグレードの高い給湯器を設置することで、改善される場合があるんです(ただし、水圧そのものがよわくなってしまう場合だと改善しないことが考えられるので注意してください)。

後は「追い炊き機能の有無」や「セミオートかフルオートか」や「エコタイプか従来型か」などでも差が出てきます。やはり「燃焼能力が高い製品=金額的にも高い」という数式は、ほぼ当てはまると言っても過言ではないでしょう。

 

石油給湯器の場合

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石油給湯器には燃焼能力が2パターンしかない場合がほとんどだと思います。『3万キロ』『4万キロ』ですね。ガス給湯器と同様、1度に使用できるお湯の量に差があります。それから「お湯張り機能の有無」の違いも大きいです。お湯張り機能がない『標準タイプ』と呼ばれるもの、お湯張り機能を有する『セミオート』と呼ばれるもの、そしてセミオートよりも更に上の『フルオート』と呼ばれるもの。

大きく分類すると3種類になりますが、1つグレードが上がると商品定価で5万円程度の差が生まれるので、標準タイプとフルオートを比べてしまうと結構な差ができるのも必然と言えるでしょう。

 

「ガス・石油」共通で注意したいこと

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ボイラーの写真が載ってて、ただ金額が書かれている広告・チラシって見たことありませんか?よく見ると小さい字で「現場状況によって金額に変動があります」とか、あるいは「取付料は別途いただきます」とか書いてあるパターンのやつです。ボイラーは設置状況によって「使用する部材の量」や「使用する部材の種類」が違うので、設置状況を見ないで金額を出すのは、ほぼ不可能です。

煙突付きのボイラーを使っていたとして、煙突の距離が5メートルの場合と1メートルの場合で、同じ金額になるわけがないですよね?なるとしたら1メートルの場合は随分ボッタクリ割高になっちゃいます。金額だけに釣られてしまうとこういうことが多々あるので、そのあたりは注意するようにしてください。

 

業者で金額が違うわけ

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上で説明してきたように「製品が違えば金額も変わる」というのは、ごく当たり前のことです。しかし「製品自体は同じでも、取付完了後の金額には業者ごとで随分と差が生まれる」ということもあるんですよね。以下では、それについて詳しく説明していきます。

 

仕入れ値が違う

「業者の持ってるチカラの大きさ」や「メーカーとの親密さ」などによって仕入れ値が変わります。「Aでは20万円ほどで仕入れたボイラーが、Bでは15万円で仕入れている」ということも多いです。仕入れ値の段階で5万円もの差が付いているのであれば、ほとんどの場合でBの方が安くなります。それが売値に反映しているというのが、大きな理由の1つと言えるでしょう。

ちなみに、1番メーカーと密接な関係にある『メーカーサービス』の場合(修理してくれる人)は、あまり安くなりませんが、その後の修理の面倒見がよくなる場合があります。

 

どういう仕事をするかによって違う

例えば、いい加減な取付業者の場合だと「使えるような状態にすればいい」という考えで取り付ける業者もいて、メンテナンスのことを考えない業者も存在します。私のような人間が修理で呼ばれて行くと、ボイラーのフタすら開けられないような状態で、いざ修理するとなったときに修理の手間が増えてしまい、修理料金が高くなってしまうケースが過去に何度もありました。

それを見越して「ボイラーの向きを変えるために部材が必要」となると、取付料が安いということがイイとも言い難いですよね。あとは保温材の巻き直しをするかどうか、配管をどこまで新しくするかなどでも金額が少しずつ変わってくるので、本体の入れ替え以外は手を付けないのであれば、安くて当然ではないでしょうか。

 

売る気があるかどうかによって違う

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主に冬場は忙しくなったりするので、そういう場合は「仮にウチから買ってもらっても、近日中の取付は難しい」という場合がでてきます。少しでも儲けたい業者は多少の無理はするでしょうが、忙しすぎる場合は「取付業者側に売る気がないだけ」かもしれません。

あまり大声では言えませんが、私は過去に何度もクレームを付けてきてブラックリスト入りしているお客さんに対し、値引きをせずに見積もりをして、更には安く仕事をしてくれる水道業者さんの紹介までしたことがあります。業者によっては、意外と「セールスしたいと思っていないケースもある」ので注意しましょう。

 

儲けを取るかどうかによって違う

単純に「儲けたい」と考えたら、高い金額で出します。嫌な話をしますが「ウチ以外に頼めそうな業者がなさそう」とか「色々言って丸め込めそう」とか「今後あまり面倒を見たくない」とか「お金持ってそう」な人には高く見積もる場合もあったりなかったり・・・。あとは「もうちょっと金額おさえられませんか?」などの交渉をされることを予測しておいて、最初に高く言っておくという場合もあります。

 

最後に

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そんなに頻繁に交換するものでもありませんが、給湯器が壊れてしまうと「精神的な余裕がなくなる」というのも1つの事実です。「とにかくお湯が使いたい」とか「とにかくお風呂に入りたい」という気持ちが先行してしまい、悪徳業者あまり良心的ではない設置業者に頼んでしまうことで、損をしてしまうことも少なくないのではないでしょうか。

給湯器は大切な家庭用設備の1つなので、使用してから7年ほど経過している場合は少しずつ情報を集めておいたほうがいいかもしれませんよ。少なくとも「お湯が使いたかったから急いで契約しちゃったけど、後々調べたら他に安い業者がいくらでもあった!」となってしまうと、両者ともに遺恨を残す形になってしまうので注意しましょう。