野球好きならチェック!!面白くておすすめの野球マンガまとめ

野球好きならチェック!! 面白くておすすめの野球マンガまとめ

日本において人気のあるスポーツと言えば、今も昔も「野球」の名前が必ず挙がります。少年野球からプロ野球、最近ではメジャーリーグに至るまで数多くのドラマが生まれてきました。そんな野球を舞台に描かれるマンガには、とても面白くて胸が熱くなる作品も多く、スポーツ好きには堪らない作品ばかりです。

今回はスポーツ漫画の中でも「野球」に絞って、野球が好きな人なら読んでおきたい面白くておすすめの野球マンガの数々をご紹介したいと思います。

目次

バトルスタディーズ

著:なきぼくろ
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「強育」は愛、栄光への通過儀礼。生きる術は全て「PL野球部」で学んだ。18人で天下を獲ろう。俺たちの前に、道はできる。元PL球児が描く超リアル高校野球漫画!

野球の名門校として名高い(かつて名高かった)PL学園がモチーフになっているのかな?かなり体育会系硬派な鉄の掟など、他のマンガでは描かれてこなかった寮生活や学校生活にもスポットが当てられている異色の野球マンガです。

巻数が増えていくと試合展開がゆっくりなのが気になってきて、しかもちょっとした超人野球漫画になりつつありますが、私生活での面白さは他の野球マンガでは味わえない魅力の1つと言っていいでしょう。上級生に使える言葉は「はい」と「いいえ」のみという時代錯誤も凄まじいものがありますが、今読むからこそ面白いと感じる部分も多いです。

バトルスタディーズ
Ⓒバトルスタディーズ

BUNGO―ブンゴ―

少年野球チームのない町に育った石浜ブンゴは買い与えてもらったボールをブロック塀に投げ込む毎日。そんな「壁当て」に心血を注ぐブンゴのもとに、少年野球日本代表の野田ユキオが現れて、二人は予期せぬ対決へ…!! のちに中学校で邂逅した二人は、揃って超強豪「静央シニア」へ入団する──!! 甲子園のための甲子園を超える死闘、中学野球で、少年達の情熱が乱れ弾ける──!!

幼い頃から壁当てを繰り返していたら、野球に関する物凄い素質が育まれていたというスタートを切ります。なにより1巻表紙のネタバレ感もすごい。本格的な野球マンガとは言い難いですが、現実離れしていて冷めるというよりはエンターテイメント性に溢れていてワクワク感があるという印象ですね。

主人公が一生懸命であまり多くを語る雰囲気でもないので、感情移入もしやすいのではないでしょうか。純粋に応援できる野球マンガという意味でも今後の展開に期待できる作品です。

BUNGO―ブンゴ―
ⒸBUNGO―ブンゴ―

ドラフトキング

全てのプロ野球選手が通るプロ野球の入り口、ドラフト。その陰には、高校野球、大学野球、社会人野球、独立リーグ…全ての野球選手の中から隠れた才能を見出し、プロへと送り込むスカウトマン達の活躍がある!! 並外れた眼力を持つスカウトマン郷原が見出した選手とは…!? その年のNo.1選手、ドラフトキングの獲得を目指すプロ野球スカウト譚開幕!!

プロ野球のスカウトの目線から展開される野球マンガで、プロ目線の「将来性のある選手」がどういう選手なのかを楽しむことができます。超高校級と呼ばれている選手はハズレこそ少ないイメージがありますが、競合してくじ引きになってしまうことも珍しくありません。

時と場合によっては「競合してでも…」という選手がいるのも事実ですが、スカウトの本質としては「他球団とは競合せずに優秀な選手を出来るだけ下位で指名する」という部分だと思います(まぁ必ずしも安く買い叩くことが良いとは限らない)。

普段、スカウトがどういう目線で野球を見ているのか。これを知るだけでも野球観戦に幅が出ることは間違いないです。これまでに無かったタイプの野球マンガ でもあるので、多くの野球マンガ 好きにおすすめです。

ドラフトキング
Ⓒドラフトキング

大きく振りかぶって

県外の高校に進学した卑屈で弱気なピッチャー・三橋廉(みはし・れん)。見学するだけと訪れたものの強引に入部させられたのは、全員1年生(くせ者揃い)に女監督(コワイ)という創設まもない野球部だった!オレらのエースは暗くて卑屈。勝つために、弱気なエースのために。行け、オレら!読むとためになり、しかも血沸き肉躍り涙する。絶対に面白い本格高校野球漫画!

多くの野球マンガでは「俺様的ピッチャー」が多かったのに対し、本作の主人公はオドオドしているので最初は違和感しかありませんでした。絵に好みが分かれるとは思いますが読まず嫌いは損をしてしまうと思います。

見た目通り剛速球を投げるタイプの投手ではなく、抜群のコントロールや特殊な球種で勝負するタイプの技巧派ピッチャーという部分がいいですね。良い意味で正統派の部活動野球マンガという感じ。少年野球に没頭する子供たちに読んでもらいたい作品の筆頭ですし、試合の運びが非常に丁寧に描かれている野球マンガなので大人が読んでも楽しめるでしょう。

大きく振りかぶって 第1巻

僕はまだ野球を知らない(全5巻)

高校野球の監督をするのが夢だった物理教師・宇佐智己(うさともき)は、念願叶って浅草橋工業高校野球部監督に就任。チームを勝利に導くために、野球の統計学を提案する。根性でも気合でもない、データに基づいた「効率の良い努力」とは何か? 新生野球部、始動!!

幼少の頃から野球が好きだったのにプレイヤーとしては野球が苦手だった主人公が、今度は監督としてデータを駆使して勝つ野球に挑戦するというストーリーです。野球の腕はからっきしなのにも関わらず、膨大な量のデータと理論に基づいて指導していく姿は見ていて非常に面白いです。

昭和の感じがする熱血とは角度が全く違いますが、これはこれで熱量が凄まじいと思います。ID野球よりも遥かにID野球って感じですね。スポ根漫画と対極にある作風がめちゃくちゃ新鮮。

僕はまだ野球を知らない 第1巻

群青にサイレン(全12巻)

修二と空はイトコ同士。かつて空のせいで野球をやめた修二は、高校の入学式で空と再会。体の小さな空を見て、「今なら勝てる」と思った修二は野球部に入部することに…。

嫉妬から始まる野球の物語というのが非常に斬新で一気に引き込まれてしまいました。少女漫画ではありますが、少年漫画に似たようなノリなので男性が読んでも楽しめるでしょう。野球どうこうと言うよりは人間ドラマや心理描写に重きを置いている作品かもしれません。

とは言いながらも、これまでの野球マンガにはあまり見られない展開なので、とても新鮮な野球マンガのようにも思います。爽やかさもあって高校生という年代ならではの心理描写も巧みです。これは野球を知らない女性にもおすすめしたいですね。

群青にサイレン 第1巻

MAJOR(全78巻)

父親のようなプロ野球選手になることを夢見て、日夜トレーニングに励む5歳の野球少年・吾郎!!友達の寿也君とリトルリーグに挑戦!?

20年以上も前から連載されていた長編野球マンガで、名実ともにメジャーな作品だと言っていいでしょう。非常に人気の高い野球マンガです。

野球以外の人間ドラマに関しても心理描写が秀逸に描かれていて、野球に興味がない人にも面白いと言わせるその内容は多くのファンがいるのも納得できるクオリティに仕上がっています。

今でこそ多くの日本人選手が海を渡ってメジャーリーグで活躍している時代になりましたが、連載当初はまだ野茂英雄さんもメジャーデビューしていない時代です。そう考えると偉大な野球マンガという気もしてきますね。文句無しに面白いです。

MAJOR 第1巻

MAJOR 2nd

吾郎の息子・大吾は、才能のなさと二世の重圧から、ドルフィンズをやめていた。だが野球を諦めていた小6の大吾の元へ、一人の転校生が現れる。佐藤寿也の息子と名乗る光の登場で、大吾の野球人生が大きく変わり始め…?

前作は全78巻を越える長編漫画となりましたが、続けようと思ったら普通に続けられたと思うんです。そこを完結に踏み切って、改めてMAJOR 2ndとして新たなスタートを切りました。

前作が偉大過ぎるだけに中途半端なデキでは読者を惹き付けるのが難しいほどハードルが上がっていると思いますが、その心配は必要ないでしょう。今作も抜群に面白いです。

前作ほど化け物じみていない主人公(2世という劣等感もアリ)というのもgood。才能ではなく、練習の積み重ねや努力の過程にスポットが当たっているので思わず応援したくなります。これも間違いなく名作になるはず。

MAJOR 2nd 第1巻

ダイヤのA(全47巻)

中学全国大会を目標としていた沢村栄純(さわむら・えいじゅん)。最後の大会は自らの暴投で敗退してしまう。仲間とともに高校でリベンジを誓うなか、名門、青道高校野球部からスカウトが来る。見学に訪れた沢村は、いきなりエリート校の洗礼を受けることに!名キャッチャーの呼び声高い御幸一也(みゆき・かずや)との出会いが沢村の高校野球への情熱を目覚めさせる!!

超王道の流れを汲んでいるスポ根マンガと言ってもいいでしょう。かなり正統派な展開で絵も綺麗なので、アニメ化及び多くの読者がいるのも頷ける作品です。

弱小野球部を強くするエースが主人公というようなありきたりの展開ではなく、野球のエリート校に進学したという展開は非常に斬新で面白いですね。火の玉ボールのような野球マンガとして行き過ぎていない表現も、面白いと感じるギリギリのラインで表現されているような気がします。野球好きなら読んで損はありません。

ダイヤのA 第1巻

ダイヤのA act2

俺は今、この場所に立っている───。2年生となった沢村栄純(さわむら・えいじゅん)が、ついにセンバツ甲子園のデビューを果たす! 目指すは全国の頂点のみ!! 名門復活へ。青道高校野球部の快進撃が始まる!!

前項で紹介したダイヤのAの続編にあたる作品です。2年生に進級して春の選抜の甲子園から物語はスタートするのですが、なぜ区切りを付けたんでしょうか…。この作品は絶対に前作から読んだ方が楽しめます。act2と名を変えていますが実際にはダイヤのA48巻~みたいなものなのでそこは注意してください。

野球の描写、熱血、友情、笑い…全てが高い次元で装備されている人気漫画です。前作を読んだ方なら間違いなく本作も読んでいる人がほとんどだと思いますが、読者を選ばずに楽しませてくれる野球マンガだと思います。

ダイヤのA act2 第1巻

グラゼニ(全17巻)

著:森高夕次, 著:アダチケイジ
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グラゼニ=“グラウンドには銭が埋まっている”!!下は240万円から、上は数億まで。格付けが、年俸によって完全に決められている超格差社会・プロ野球。凡田夏之介(ぼんだ・なつのすけ)は高卒でプロ入りした8年目の中継ぎ投手。左腕でサイドスローという一風変わった武器と、全球団の1軍選手の年俸をソラで言えるという不思議な特技で、厳しい世界を必死でサバイバる!

新感覚の野球マンガという面では群を抜いて斬新すぎる野球マンガと言っても過言ではありません。いわゆる野球選手の懐事情にスポットを当てた作品です。プロ野球選手と言えば契約金もガッポリで華々しい世界と思いがちですが、遊んで暮らせるだけのお金を稼げるプレイヤーはほんの一握りという、かなり冷めた目線から描かれている超現実志向のマンガですね。

主人公が左投げの中継ぎという部分も斬新すぎると思いませんか?完全に大人向けの野球マンガだと思うので、他の野球マンガとは一線を画しています。一風変わった野球マンガが読みたいという人には文句無しにおすすめ。

グラゼニ 第1巻

グラゼニ 東京ドーム編(全15巻)

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球界の盟主「文京モップス」にひょんなことから入団することになってしまった凡田夏之介(ぼんだ・なつのすけ)。小さい頃から憧れてきたスター集団!でも選手となって入ってみると……憧れだけではやっていけない超過酷なサバイバルが夏之介を待っていた……!!!!グラゼニ東京ドーム編、ここに開幕!!

前項の「グラゼニ」の続編です。本作もプロ野球選手の懐事情にスポットを当てながら、他の野球マンガには見られない生々しいリアルが描かれています。トレードやFAの仕組みなんかも楽しみながら学べるので、ちょっとでも野球に興味がある人なら楽しんで読み進められるでしょう。今作も抜群の安定感で面白いです。

一応、契約の流れや結婚の流れなど前作から続いている部分も少なくないので、前作を読んだ方がより楽しめるかとは思いますが、こちらから読み始めても特に問題はありません。

グラゼニ 東京ドーム編 第1巻

タッチ(全26巻)

努力という言葉に縁のない兄・上杉達也と、何事にも一生懸命努力する弟・上杉和也。二人は、双子の兄弟。隣の喫茶店「南風」の一人娘・浅倉南とは幼なじみ。三人の「青春」から、目が離せない……!

言わずと知れた超名作ですね。双子の兄弟が織りなす恋と野球の物語は、今でも多くの人たちに愛され続けています。甲子園に至るまでの道のりと事故がキッカケで動き出す展開に注目です。

かなり古い作品ではありますが今でも普通に読みやすい部類の作品じゃないかと思いますし、野球マンガの金字塔とも呼べる作品なのでぜひとも押さえておいてください。

個人的にはカッちゃんが影でタッちゃんを褒めてるとことかめちゃくちゃ好きです。リレーのシーンもおすすめですし、野球以外にも多くの見所があります。

タッチ 第1巻

H2(文庫版 全20巻)

ライバルであり、親友でもある国見比呂と橘英雄。甲子園をめざす2人の“ヒーロー”に、ひかりと春華の想いが交錯する…。正統派スポーツ&ラブストーリー。

タッチが甲子園までの道のりを描いた作品なのに対し、H2では甲子園での戦いにスポットが当てられています。頭文字にHが付くライバル同士の2人の男が主人公です。

あだち先生ならではの爽やかな恋物語と野球がうまく両立されていて、好きな野球マンガとして本作の名を挙げる人も少なくありません。絵もタッチよりだいぶ読みやすくなっています。

フィナーレのあだち節にはやられたなぁと。「こんな終わり方、あり!?」と良い意味で驚かされました。読む人を選ばない野球漫画だと思います。タッチがしばらくしてからKindleに登場したのでH2もKindle化を期待しています。

H2 第1巻

ラストイニング(全44巻)

著:中原裕, 著:神尾龍, 監修:加藤潔
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関東某県にある彩珠学院高校野球部は、甲子園初出場で初優勝を果たした過去がある。しかし現在は毎年1、2回戦での敗退続き。元野球部監督の狭山校長は13年前の部員で、現在は悪徳商法のかどで留置所に入っている鳩ヶ谷を訪ね、新監督に就くよう依頼するが…。1年後に甲子園出場できなければ廃部という状況下、「さわやか・ひたむき・正々堂々」を廃した常識ハズレのチームが始動する!!

脱スポ根の先駆け的な作品でもあるラストイニングはとにかく戦略性に重きを置かれていて、唸るような剛速球よりも相手の苦手なコースに球を投げることを重要視している作品です。野球が好きな人であれば素人から玄人まで読者を選びませんし、全44巻という長編漫画であるにも関わらず最後の最後まで読者を飽きさせない作風は本当にすごい。

スポーツを通じての「相手との腹の探り合い」のような駆け引きが好きな人にもおすすめです。個人的にも超名作だと思っているので、自信を持っておすすめしたい野球マンガの1つです。

ラストイニング 第1巻

ROOKIES(全14巻)

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二子玉川学園高校にやってきた新任教師・川藤幸一!その熱血漢ぶりは、担任クラスでも好感を持って受け入れられる。やがて不良の巣窟となっていた野球部再建に着手するが、猛反発する部員から、川藤が前の学校で“暴力教師”として学校を辞めた事を暴露されてしまった…!!

不良×熱血教師×野球の見事なまでの融合が全14巻に表現されています。健全な高校野球とは言い難いですが、ほとばしるほどの熱量を持っている野球マンガです。本作を読めば「こういう先生がいたらなぁ」と思うに違いありません。

野球マンガとしての魅力はもちろんですが人間ドラマとしても非常に見応えがあって、監督兼教師と生徒兼部員たちが少しずつ分かりあっていく感じがたまらないんですよね。昔ながらのスポ根って感じじゃなくて新時代のスポ根って言うんでしょうか。とにかく熱い!

絵も非常に綺麗で、髪の毛の長い見るからにヤンキーがグラウンドに立っているのも違和感なく読めます。笑いあり、涙ありで読みやすいボリュームである点も嬉しい超人気作と言っていいでしょう。

ROOKIES
ⒸROOKIES

ストッパー毒島(全12巻)

『ゴリラーマン』『BECK』『RiN』のハロルド作石、渾身の野球コミック! “登板機会なし”――それが、のちに大記録を作る毒島大広(ぶすじま・たいこう)の高校時代の記録! 中学時代に起こした乱闘事件を理由に高校の野球部にも入れずくすぶり続けた毒島。しかし、その日本最速と言われる剛速球を武器に、プロ野球界に殴りこみだ!!!

中学時代の乱闘事件がキッカケで高校野球にも参加できず、くすぶり続けた主人公がプロのスカウトの目に留まり、なんとか下位指名されるところから物語は始まります。良くも悪くも登場人物すべての個性が強く、破天荒な感じの主人公も良い味を出していて、読んでいて非常にワクワクする感じですね。球団のマスコットキャラにもこれほどまでの個性が出るとは驚きでした。

そこまで大袈裟にスーパーマンになっていない部分も、個人的には好きな要因の1つです。ちなみに「どくしま」ではなく「ぶすじま」なので、あしからず。

ストッパー毒島 第1巻

錻力のアーチスト(全17巻)

甲子園出場を目指す天才スラッガー・清作雄。汗と砂と泥にまみれ、四番道を大驀進!!フルスイング高校野球ロマン、開幕!!

非常にパワフルでダイナミックな野球マンガです。主人公は中学野球で非常に強力なスラッガーでしたが、どうも我が強く、チームメイトに対する配慮にも欠けている暴君的な存在でした。それが高校へと進学し、少しずつチームプレイについて学んでいきます。

野球の技術はもちろん、主人公の精神的な成長も非常に大きな見所となっている作品です。良くも悪くも、とにかく男臭い作品ですね。「なよなよしたイケメンの野球マンガなんか見たくねーよ!」って人にはドストライクだと思います。見開きページのカッコ良さは異常。

錻力のアーチスト 第1巻

Dreams(全71巻)

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中学3年の久里武志(くりたけし)は、野球の才能があるものの、乱暴な性格ゆえ、数々の高校野球セレクションに落ちてしまう。最後のチャンスと受けに行った夢の島高校でも、もめ事を起こしてしまったが、監督・工藤(くどう)だけは、彼の才能を認め入学を許可する!夢の島高校で、久里はどんな高校野球生活を送るのか!?

野球選手としての能力・才能は抜群なのにも関わらず、何かと素行が悪いという男が主人公の物語です。とにかく豪快な作品ですね。現実離れしている超人系の野球マンガですが、70巻以上にも及ぶ長期連載は人気の象徴とも言えるでしょう。タイトルにもあるように、読者に夢を見させてくれるような漫画だと思います。

最後は引き延ばしすぎによる打ち切りだったのか急すぎる展開で完結に向かっている感があり、本作における賛否両論に拍車を掛けました。それでもここまで豪快な主人公はいないので、唯一無二の魅力を持った野球マンガの1つです。

Dreams 第1巻

ONE OUTS(全20巻)

“優勝に必要な何かが足りない”その“何か”を捜して、沖縄で自主トレに励む“不運の天才打者”児島弘道。そこで彼は一人の男と出会う。120km/hそこそこの直球だけで、賭野球“ワンナウト”で無敗を誇る男。彼は名乗る。渡久地東亜と…。

野球の技術うんぬんというよりも、心理戦や駆け引きにスポットを当てた野球マンガです。主人公は駆け引きのみで勝負するタイプのピッチャーで、特に球が速いわけでもなければすごい変化球を持っているわけでもありません。そんな主人公が投手として「打者1人を抑える(1アウトを取る)と500万円、1失点につきマイナス5000万円」というプロ契約を結びます。

途中から自球団のオーナーまでもが「なんとかして失点させなければ!」とあの手この手で仕掛けてくる様子が本当に面白いです。あ、あと意外と知られていないルールなんかも学べたりするので、そういう意味でも勉強になる作品ですね。

関連:こんな野球漫画は他にない!「ONE OUTS」の心理描写が秀逸

ONE OUTS
ⒸONE OUTS

やったろうじゃん(全19巻)

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創部3年目にしてベスト8入りを果たした朝霧学園野球部。しかし、のびのびと野球を楽しんでいるこのチームには、甲子園に行くための決定的な「何か」が足りなかった。ある日、そんな野球部の前に謎の新監督が現われ……!?鬼監督・喜多条を迎え、甲子園を目指す朝霧ナインが、理想と現実のギャップを克服し、高校時代の3年間を完全燃焼する姿を爽やかに描いた傑作!!

地区大会ベスト8の高校野球部を、甲子園に連れて行く目的で監督に就任した男が主人公の物語です。

私は本作を小学生の頃に読んだのですが、当時の野球マンガと言えば派手なピッチング&バッティングが主流だったように記憶しているので、この監督目線から描かれる戦略に重きを置いた作品は斬新に感じたのを覚えています。

就任1年目は文句無しに面白いです。「バントはしない」「エースをキャッチャーにコンバート」など一見するとめちゃくちゃですが、理由を聞くとしっかりしているのでグングン引き込まれてしまうこと間違いないでしょう。

関連:私の中での監督視点マンガの先駆けは「やったろうじゃん」だった

やったろうじゃん 第1巻

最強!都立あおい坂高校野球部(全26巻)

都立高校教師・菅原鈴緒は、専用グラウンドもない野球部で甲子園を目指す女性監督。だが、その熱血指導が災いして、春休み中の練習試合当日、全10人の部員中6人が退部届を残して逃げ出してしまった。力を落とした鈴緒が対戦相手に謝ろうとしたとき、さっそうと5人の選手が彼女のもとへ走ってくる。それは6年前の夏、甲子園予選敗退に涙する高校3年生の鈴緒に、「甲子園へ連れてってやるよ」と誓った少年たちだった…!!

専用グラウンドもない弱小高校野球部を率いる女性監督のもとに、かつて彼女を慕っていた少年たちが野球部員として集まり、一丸となって甲子園を目指すという物語です。

本格的な野球ファンからの辛口評価によりKindle版のレビューはやや低めという印象を受けますが、個人的には女性が監督をやっている時点で「そういうマンガ」として読んでいれば、非常に楽しめる作品ではないかと思います。

個性的なキャラクターたちが大きな見所になっていて勢いも抜群です。後半の急激な展開には賛否両論がありますが、ドラマチックな野球マンガもアリだという人はどうぞ。

最強!都立あおい坂高校野球部 第1巻

砂の栄冠(全25巻)

1千万円で甲子園を買え!『ドラゴン桜』の作者が描く、完璧に新しい高校野球ストーリー!――創立100年目での甲子園初出場を目指し地区大会決勝に挑む、埼玉の名門・県立樫野(かしの)高校。3年生の不動のエース・中村(なかむら)に圧し掛かる、とてつもなく大きな重圧。2年生のショート・七嶋(ななしま)は、中村に、かける言葉がない。涙も涸れる甲子園ロードが、今スタートする!

「1千万円で甲子園を買え!」というキャッチフレーズに度肝を抜かれてしまう作品ですが、お金が絡んでいる以上、健全な野球マンガではありません。とは言え、賄賂を渡したりなどのダークな作品でもないです。

1000万円あれば機材も買えますし、上質な道具も買えるでしょう。ただし大金とは言え、計画性を持たずに使ったのではすぐに散在してしまいます。高校生がそのようなお金を目の前にしてどのようにして使っていくのか、非常にワクワクします。OB会などの雑音に対する皮肉もスパイスが効いていて面白い野球マンガです。

砂の栄冠 第1巻

クロカン(全27巻)

著:三田紀房
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「ドラゴン桜」でおなじみの三田紀房が描き上げた、高校野球を舞台に型破りな野球部監督が活躍する熱血スポーツコミック!桐野高校野球部監督・黒木竜次(くろき・りゅうじ)、通称クロカン。低迷していた桐野高校野球部を、県内の強豪に育て上げたクロカンだったが、その評判は悪く、後援会からは監督更迭の声も上がっていた。そんな中、クロカンはエース投手・正宮(まさみや)をショートにし、控えの石光(いしみつ)をピッチャーにするのだが……!?「これからたっぷり見せてやるぜ。“クロカン野球”ってやつを……」――。

物語の主人公・黒木竜次監督を略してクロカンです。本作では、セオリー破りのクロカン野球が醍醐味となっています。

一見すると無謀にも思えるような采配を振るい、理屈をこねくり回しているだけのようにも映るのですが、意外性という面で抜群の面白さを発揮しています。腹の探り合いや奇をてらった戦略が好きな人におすすめの野球マンガです。

クロカン 第1巻

GRAND SLAM(全14巻)

孤独な拳法少年・世界一心は、憧れ続けた野球部の門を叩く。だが同級生の蔵座直哉に入部テストを課されることに。窮地に追い詰められた一心は、培ってきた「秘めた力」を発揮して…!?弱虫・世界一心の加入で、弱小野球部の大逆襲が始まった――!!

絵の可愛らしさや度重なる過剰演出から「少年漫画っぽいな」と思ったのですが、どうやらヤングジャンプで青年向けとして連載されていた作品のようです。主人公は野球の初心者で、ずっと続けてきた拳法をバックボーンに甲子園を目指します。良くも悪くも現実っぽさは皆無ですが、主人公に嫌味な部分がないのが良かったです。

個人的には「ピッチャーが主人公でタイトルがグランドスラムってどういうこと?」とも思いましたが、グランドスラムから始まる野球漫画ってのは展開的に好きかも。拳法からのアプローチは面白かったと思います。

GRAND SLAM 第1巻

アノナツ-1959-(全3巻)

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前代未聞のタイムスリップ野球漫画第1巻! 現代の高校生投手 VS. 1959年の野球!!! 歴史漫画の実力派作家が描く、未だ嘗てない野球漫画がここに開幕!!! 甲子園を懸けた試合の最中、落雷に遭った主人公・拝郷ナツ。目覚めると… なんと、1959年にタイムスリップしていた!!! 何もかもが現代と異なる60年前の日本で甲子園優勝を目指す戦いが始まる…!!

甲子園初出場にして初優勝を成し遂げた祖父を持つ、1年生エースの孫が主人公の野球漫画マンガです。特筆すべきは「さぁ甲子園に行くことができるんでしょうか!」という場面で、60年前にタイムスリップしてしまうという展開でしょう。

そしてこれから地元の大英雄になる祖父と一緒に野球をする展開になるんですが、主人公がタイムスリップして来てしまったことで少しずつ未来が変わってしまい、祖父が甲子園の優勝投手になれない世界が出来上がってしまいます。それをなんとかして元に戻そうっていう流れです。

野球道具の違い、練習方法の違いなんかにも見応えがありますし、明らかに技術の優れている主人公も環境の違いのせいで力を出せなかったりして、転生モノのセオリーでもあるアドバンテージがあまり無いっていう部分が面白いと思いました。

アノナツ-1959-
Ⓒアノナツ-1959-

8月アウトロー(全4巻)

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最後までマウンドに立ちたいユーゴーにとって、“球数制限”のない甲子園は一際輝いて見えた。遠く米国から名門・帝釛高校に入学したユーゴーだったが、甲子園で起きた“不祥事”によって、帝釛は野球部を捨てていた。野球への情熱を取り上げられて燻ぶる、“最後の特待生”達。甲子園に夢を見た、“アウトロー”たちの復活劇!

ベースボールの本場、アメリカから来た規格外の帰国子女が主人公の野球マンガです。向こうのリトルリーグ→2Aみたいなものが題材になっていることを期待しましたが、球数制限が嫌で日本の甲子園を目指すという内容になっています。主人公は粗削りながらも体格にも才能にも恵まれていて、入った高校野球部が廃部同然の状態から這い上がっていく姿にワクワクします。

先輩たちがずっと野球をやってなかったくせに野球部に戻ってきたら一瞬でスーパープレイヤーという部分はさておき、絵がすごく綺麗で物語がどうやって進行していくのかが気になって仕方ありません。最後は打ち切りだったのかワープばりの駆け足で終わってしまったのが残念でした。

8月アウトロー 第1巻

キャプテン(全15巻)

弱小野球部のキャプテンと部員達が、ひたすら努力を重ねて最強チームに成長していく熱血スポーツコミック。墨谷二中に転校してきた谷口タカオ(たにぐち・たかお)は、野球部の練習に参加しようと、以前いた学校のユニフォームに着替える。それが野球の名門・青葉学院のユニフォームだと気付いた野球部員達は、谷口を凄い大物選手だと思い込んでしまう。しかし青葉学院にいた頃の谷口は、パッとしない二軍の補欠選手で……!?

超が付くほど野球の強い中学校から転校してきた主人公が、そこから転校してきたというだけで強い助っ人が来たと勘違いされてしまうというスタートを切る野球漫画です。the昭和を思わせる画風ですが、主人公の人間性に惹かれる部分もありますし、読んでいて応援したくなる感じは今も色褪せていません。

特筆すべきはタイトルにもあるようにキャプテンにスポットが当てられている点です。世代を超えて描かれる野球マンガとしても非常に面白いので、古い絵が苦手でなければ是非読んでみてほしい野球マンガです。

キャプテン 第1巻

プレイボール(全11巻)

中学野球の名作「キャプテン」の続編にあたる、初代キャプテン・谷口タカオ(たにぐち・たかお)の高校進学後の活躍を描いた熱血スポーツコミック。墨谷高校に入学した谷口は、中学時代に全国大会で優勝を果たした試合での負傷が原因でボールが投げられなくなり、墨高野球部の練習をただ眺める日々を送っていた。そんなある日、サッカー部キャプテン・相木(あいき)に勧誘された谷口は、サッカー部へと入部するのだが……!?

前項で紹介した「キャプテン」の続編とも言うべき作品です。前作で1番最初の主人公だった谷口が高校に進学してからの物語が描かれています。怪我の影響でボールを投げることができなくなり、サッカー部に入部するところから物語は始まるのですが、結局は野球への想いを断ち切れずに野球部に入部することに。

前作では「下手な主人公が努力で上達していく様子」を演出した谷口が、今作では「野球の技術はピカイチだが、怪我の影響のせいでうまく送球できない」という新しい一面を見せてくれている点についても注目して読んでみてください。

※コージィ城倉先生によって、続編にあたるプレイボール2も描かれています。

プレイボール 第1巻

巨人の星(全19巻)

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星飛雄馬は、父に幼い頃から野球を厳しく仕込まれた。「巨人軍という星座のどまん中で、ひときわでっかい明星となって光り輝け!」という父・一徹は、息子に自分の果たせなかった夢を託すのだった。父の夢に応えるため、ピッチングの練習を続け、つらい特訓に何度もくじけそうになる飛雄馬だったが、高校球界きっての天才児といわれる王貞治と出会い、野球の素晴らしさを知る。かつて、日本中を熱狂させた伝説の野球漫画、ついに登場!!見よ!満点の夜空にひときわ輝く星を――。

今の時代にはそぐわない描写のオンパレードですが、昭和を代表する野球マンガの金字塔です。元祖スポ根マンガと言っても過言ではないでしょう。当時は本作に影響されて野球を始めたという少年も多かったのではないでしょうか。

それくらい影響力の高い作品だったのではないかと思います。決して真剣に読むタイプのマンガではありませんが、未だに根強いファンを多く持っている名作です。ちなみに本作は「新巨人の星」へと続きます。

巨人の星 第1巻

逆境ナイン(全6巻)

校長室に呼ばれた野球部キャプテン・不屈闘志が、突然校長から野球部の廃部を命じられた。そこで彼は部の存続のために「甲子園大会での優勝」を宣言し、その決意の証明として、春の甲子園ベスト8・日の出商業を10日後の練習試合で倒すことを誓ってしまう。その日から猛特訓を開始したナインだが、試合3日前になって部員が次々と脱落していき…!?

こちらも昭和を代表する野球漫画です。スポ根全開でギャグ色が強く、ツッコミ所が満載なのも魅力の1つと言っていいでしょう。内容を簡単に説明すると、とにかく逆境になると真価を発揮する主人公の姿を描いた作品で、廃部寸前から甲子園優勝を目指すというもの。

進退を賭けた試合の直前になってケガ人が続出したり、利き腕を脱臼したピッチャーがマウンドに上がろうとしたりなど、逆境というよりは無謀な感じもしますがこの大袈裟な感じが笑える野球漫画です。

逆境ナイン 第1巻

鉄腕ガール(全9巻)

昭和20年、日本は戦争に負けました。みんな貧しかったけれど心は開放的で、世界がまだ難しくなる前、一人一人の個性を受け入れる大きさがありました。戦争に勝った国は日本に命令したんです、「今までのように女性を虐げるのはやめなさい」と。時代の波に乗って女達は動き始めました。――女子プロ野球にかける乙女達の麗しき熱闘、今、プレイボール!!

戦後間もない日本を舞台に描かれる女子野球の物語です。巨大な力に屈することなく邁進する主人公の男勝りな性格には、思わず惚れ惚れしてしまうでしょう。ちょっとダーティーな雰囲気もマッチしていて、読んでいると胸が熱くなってきます。古き良き日本というよりも、立ち上がる雑草魂のような力強さをひしひしと感じられる作品です。

「どうせ女子野球でしょ?」とは思わずに1度読んでみてください。超カッコイイです。

鉄腕ガール 第1巻

高校球児ザワさん(全12巻)

恋に…おちた。野球部の紅一点、都澤理紗のなーんてことない日常素描。スピリッツ賞出身の女流大器・三島衛里子の連載デビュー作!!

高校野球部の紅一点、ザワさんを中心に描かれる野球部のお話です。極めて独特な作品ですので「読者を選ぶだろうな」とは思いつつも、野球が好きな人には是非読んでみてほしい作品ですね。

年頃の男子の中に女子が混じっているわけですから、本来であればあまり見ることのない光景に困惑する部員たち…みたいなシーンが俯瞰的に描かれています。フェチすぎる野球マンガとはよく言ったもので「ザワさんは本当に野球が好きな女の子なんだなぁ」と思いながら、ほのぼのとした気持ちで読める作品です。

高校球児ザワさん 第1巻

野球部に花束を(全9巻)

大リーグよ!これが日本の野球部だ!笑えて切ない球児の日常!リアル野球部青春コメディ!

強豪校でも何でもない、いち野球部の日常を描いた作品です。野球部に所属していた方はもちろん、運動部に所属していたという人であれば共感の嵐に包まれることでしょう。いわゆる「野球部あるある」を散りばめたギャグ漫画のようなノリの作風なのですが、爆笑するというよりも少しニヤけながら「うわー、わかるー!」という楽しみ方ができる作品ですね。

私は野球部ではありませんが運動部出身というだけでものすごく共感できる内容でした。野球部、あるいは運動部に所属していた人や、野球部あるあるネタが好きな人におすすめです。

野球部に花束を 第1巻

最後に

プロ野球、メジャーリーグ、甲子園…。冬以外は多くの場面で野球と接する機会があると思います。チームプレイならではの友情や、時間に制約を受けないゲームとしての面白さ、そして毎年のようにヒーロー選手が誕生するのも野球ならではの醍醐味ですよね。

そして漫画だからこそ楽しめる場面も少なくありません。ここで紹介した作品は本当に面白いものばかりですので、興味のある方はぜひ読んでみてください。

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