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恋愛少年漫画の金字塔『I”s』の魅力は、いつまで経っても色褪せない!

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少年ジャンプにおける長い歴史の中でも、これほどまでに「恋愛」をテーマにして高い人気を誇ったマンガは、他にないのではないでしょうか。皆さんご存知『I"s』です(ご存知ない人は、ぜひ本記事を読んでください)。1997年~2000年に渡って連載された本作は、単行本で全15巻、完全版で全12巻、kindle版が全9巻となっており、出版形態からもその人気の高さが伺えると言っていいでしょう。

絵も非常に上手くて女の子の描写が可愛い!そして思春期の男子の心情が巧みに表現されているので、男心を学びたいという女子が読んでも面白いのではないかと思います。というわけで今回は、多くの男子の恋愛バイブルとなった『I"s』の紹介です。

 

どんなマンガ?

とある高校生男子の恋愛模様を描いた恋愛漫画です。同じクラスの芸能人みたいな女の子を好きになってしまい、奇跡的にも同じ実行委員に選ばれたことから物語は始まります。思春期くらいの年代の男子によく見られる「本心とは裏腹な行動の数々」などによって、順風満帆とは言えない道を進むことになる主人公・瀬戸一貴が、どのような恋の結末を迎えるのかが大きな見所と言っていいでしょう。

想像力を駆り立てるようなエッチなシーンも多々あるので、若い男子にとってはたまらない描写が多いというのも大きな特徴です。女の子の絵がメチャクチャ可愛いのも大きな魅力で、ストーリー的にも絵的にも読んでて飽きることはありません。

 

絵が可愛い

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コミックス1巻

これまでにも何回も書いてきてますが、女の子の絵がメチャクチャ可愛いです。10年以上前の作品なのに、全然色褪せてません。普通、過去の作品を読んでいると「当時は可愛いと思って見てたんだけどなぁ」ってパターンも少なくないですが、本作に関しては今でも全然通用しますね。

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コミックス1巻

怒ってる絵も可愛くないですか?個人的にはマンガのキャラに恋をするというような、いわゆる「二次元LOVE」的な価値観ってよくわからないんですけど、もし本作のヒロインでもある「葦月伊織に恋をした!」という人がいれば、なんとなく気持ちが理解できるような気もします。

 

I"sの由来

粋なのがタイトルにある『I"s』の由来でして、元々は伊織と一貴の頭文字から取ったIでしたが、他にも様々な恋愛案件が登場し、そのすべてが「Iの系譜」をたどっています。ここまでなら、某人気野球漫画『H2』みたいなもんじゃないですか?本作のIには更に意味があるんです。

もちろん愛ってのもあるでしょうし、哀の物語って意味もあるんでしょう。驚くべきは「一貴の一人称で話が進む」というI(私は)の意味です。確かに本作は主人公である一貴の視点からの恋愛模様しか描かれていないので、本来の恋愛漫画にある「相手もこっちに好意があるはず」という前提すら成立していません。これが斬新で面白いんですよね。

 

見所

一貴の逆走

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コミックス1巻

男子であれば「近からずとも遠からず」という体験をしたことがあると思うんですけど、なんとなく意地を張ってしまったり素直になれないことがあって、本来思っていることと全く違う行動をしてしまうことってありませんか?

「好きな子に意地悪をしたくなる」ということは理解できない男子はいっぱいいても、これについては共感の嵐だと思うんです。それが非常に巧みに描かれています。ハッキリ言って私自身も、痛いくらい気持ちがわかりますね。

 

魅力あふれる女の子たち

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コミックス1巻

タイプの異なる色んな女の子たちが登場するというのも大きな魅力です。あまり褒められた思考ではないですけど、主人公がすっげー揺れ動きます。この気持ちが良いものか悪いものかは別にして、メチャクチャ共感できるんですよね。

あたかも自分が主人公になったつもりで読み進められる物語で、登場する女の子が全員可愛いとか、これ以上ない魅力じゃないですか?ちなみに画像の女の子はいつきちゃんで、I”sは他に2名ほど用意されています。

 

主人公視点での展開

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コミックス1巻

普通恋愛漫画って、俯瞰的な視点だったり第三者の視点から描かれることが多くて、「お互いの気持ちはハッキリしているんだけど、様々なすれ違いなどが原因でくっ付かない」というパターンがセオリーだと思うんです。

本作のすごいところは「相手がこっちをどう思ってるかの答えも見えてこない」って部分なんですよね。読者に与えられる情報は、全て一貴が感じることでしかないので、まさに一貴さながらの視点で物語を読み進めることになります。女の子のセリフ一つ一つの真意がわからないので、読む人それぞれで感想や受け捉え方が違うってのも非常に大きな魅力と言えるでしょう。

 

少しエッチなシーン

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コミックス1巻

少年誌に掲載できる程度のマイルドなものですが、少しエッチなシーンも多数登場します。この「少し」という距離感が非常に秀逸で、男子の想像力を駆り立てるための最低限のポイントを上手く突いてくるんですよね。

少年男子にとっては一種のイマジネーションというか、想像力を育む教育にもなるような気がするので、ぜひ教養を育むための教科書にどうぞ(絶対とは言ってない)。

 

最後に

連載されていた当時は私も青春時代の真っ只中だったので、本作を読むことに対して若干の恥ずかしさみたいなものがありました。それすらも今となっては非常に良い思い出ですね。

世の中には数多くの名作漫画が登場していますが、その中には「名作と言われていても、絵が古くて読む気がしない」というものも少なくありません。そういう意味でも本作は非常に読みやすく、名作と言っていい作品だと思います。興味のある人はぜひ読んでみてください。