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キュンとしたい人にオススメの少女漫画『360°マテリアル』を紹介する

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2010年~2012年頃までマーガレットで連載されていた『360°マテリアル』ですが、連載当時から異才を放っていたというか、メチャクチャ面白いと感じていました。中世的な感じの男の子もいいですし、何より絵の持つ柔らかい雰囲気と作品が持つ世界観が見事にマッチしているんですよね。

しかも作者の南先生にとっては、これが連載デビュー作なんだそうです。連載デビュー作でここまで仕上げてくるって相当ですよ。今ではもう『ReReハロ』も大ヒットを飛ばして、知らない人はいないくらいの位置まできていますが、個人的には今こそ『360°マテリアル』を全面的にプッシュしたいんですよね。

というわけで今回は、ほんわか&キュンキュンしたい人にオススメしたい少女漫画『360°マテリアル(全8巻)』を紹介したいと思います。

 

 

物語の概要

簡単に掻い摘んで説明すると、主要キャラ4人がアッチコッチに矢印が向いたりして、妬いたり妬かれたりを展開する青春恋愛ストーリーです。舞台と同じ高校生の読者なら、感情的にも共感できる部分が多いでしょうし、高校生から遠ざかった読者なら、眩しいくらいの描写の連続に何かを思わずにはいられないでしょう。

根底に「好き」という気持ちがありながらも、不安になったり相手に辛く当たってしまうシーンや、度重なる困難(恋敵の出現など)の度にフラフラしてしまう主人公をどう捉えるかで賛否両論ありそうですが、基本的には王道で、読んでいるとキュンキュンできる少女漫画・恋愛漫画です。

 

主な登場人物

大高 美桜

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コミックス1巻

本作の主人公で、ほぼ一目惚れに近いようなカタチで滝に恋をし、そのまま付き合うことになります。作中において外見に対する言及はほとんどありませんが、ほぼ一目惚れで相思相愛になったり、男友達から恋心を抱かれるあたり、かなりの素養を持っていると言っていいでしょう。

内面的にもすごくいいコで、喧嘩する友達を心から心配したりなど、困っている人を放っておけないという印象です。ちょっとしたことで妬いたり不安がったりする気持ちは、良くも悪くも恋に一生懸命な女子高生なんだと思います。

 

滝 直

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コミックス1巻

本作の主役の1人で、美桜の彼氏です。頭が良く、少し風変わりなところがありますが、美桜のことになるとムキになり、見た目に反して負けず嫌いな一面も兼ね備えています。

見た目的にも普段ぼーっとしている部分からも、完全に「見た目が中性的なだけの文科系硬派」かと思いきや、運動神経もかなり良く、なんでもできる万能彼氏と言った印象を受けました。乙女心に疎いのがたまにキズですが、物語が進むに連れて多くの読者が「滝の気持ちは大いに分かる」と言うことになるでしょう。

 

丸井 侑輝

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コミックス3巻

完全なる体育会系人間で運動神経は抜群で、女子にもモテる美桜の男友達・・・でした。そのうち美桜に恋愛感情を抱くようになり、最初は自分の気持ちを押し殺していたものの、遂には自身と向き合っていくことを決めます。

優しく男らしい一面を持ちながらも、近付いてきた女子に対して、勘違いだったら悪いんだけどと前置きしながらも「俺のこと好きなら、迷惑だからやめてほしい」という手厳しい側面も。

 

海老原 茜

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コミックス1巻

滝の幼馴染で、学年的には1学年下です。最初は滝に想いを寄せていたようで、滝に近付く美桜に対してイジワルな態度を取ったりしていますが、美桜がイイ人だと気付くと落ち着きを取り戻し、今度は2人を応援するように。

その一方で、2人の恋に対しての危険分子と判断した丸井に接触するというおせっかいぶりも発揮します。そこで自身の気持ちとは裏腹に丸井に対して恋心を抱くようになってしまったという、本作において目が離せないキャラクターの1人。男子からの人気も高い美少女です。

 

本作の見所

美桜のキャラクター

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コミックス2巻

やっぱ主人公が優しい系のキャラだと非常にいいですよね。本作では、主人公の美桜ばかりがピックアップされて話が進むわけではなく、第三者から見た美桜の描写が数多く登場します。それが「誰にも愛されるようなキャラクター」だと言ってもいいくらい、めちゃくちゃいいコなんです。

勉強がからっきしな部分も少し落ち度があって可愛く思えますし、ケンカの仲裁に入ったりするのも心から心配して動いた結果という部分に好感が持てます。ちょっと自分に自信がないせいか、フラフラしてる感こそありますけど、多くの魅力に溢れた主人公だと言えるでしょう。

 

滝VS丸井

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コミックス3巻

彼氏と友人筆頭が美桜を巡って争います。まったくタイプの異なる2人なので、読者側視点でも「私なら・・・」と考えて楽しむことができるのではないでしょうか。付き合っているとはいえ、不安がる滝の気持ちもわからなくもないですが、とにかく丸井がイイ奴すぎるので、俗に言う「修羅場」とはまた違うんですよね。

そしてタイミングが悪いことに、美桜が丸井と一緒にいるところに滝が現れたり、美桜と丸井の噂みたいなものが巡り巡って滝の耳に入ったり・・・。とにかく「この男、タイミングわりーなぁ」と思わずにはいられません。

 

2人の恋の行方

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コミックス6巻

やはり1番の見所は「美桜と滝が最後まで結ばれているのかどうか」という部分ですね。片方は赤点常習者で、もう片方は学年トップクラスの成績ということもあり、なんとなく対極の位置にいる2人のような気がしますが、自分に自信がなく恋に臆病という部分については似た者同士の2人です。

次々と障害が出てくるので、読み進めていると「今回はヤバイんじゃないか?」と思う場面が結構出てきます。「困難を乗り越えて、ずっと結ばれているパターン」「1度別れてしまうが、元鞘に納まるパターン」「最後はダメになってしまうものの、イイ恋ができたと前向きに進んでいけるパターン」、結末はどうなるんでしょうね。

 

最後に

絵も可愛らしくて全巻8巻という読みやすいボリュームで、個人的には大好きな少女漫画の1つです。途中、うざったいくらい障害が出てきて、滝に怪しまれるような行動を取る美桜に対して歯がゆさというか苛立ちみたいなものを感じてしまうことも少なくないんですけど、それを含めて本作の面白みなのかなぁと。

どのような結末を迎えるかはここで言及しませんが、俯瞰的な見せ方が非常に上手いマンガです。恋の行方がどうであれ、結末もきっと上手に着地してくれることでしょう。是非、読んでみてください。