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「家庭用ボイラーを通販(ネット)で買うのってどうなの?」に答える

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(2017/04/24内容追記しました)

今や何を買うにしても情報が溢れているので、様々な面から価格を比較することが可能になりました。「多くの業者から見積もりを貰う」という従来の方法以外にも、ネットで検索すれば、答え(性格には「答えのようなもの」)が一瞬で出てくる時代です。まして100円、200円ではなく、それこそ金額が高くなればなるほど「安くてイイ物が欲しい!」と考えるのは必然だと言えるでしょう。家庭用ボイラーも決して安くないですからね。

家庭用ボイラー自体は機能によって価格帯は広いので、一概にいくらとは言えませんが、モノによっては30万円を超えるようなものも多いので、そうなってくると家計を圧迫してしまうほどのレベルです。しかし、価格面だけで考えたら、安く済ませる方法が幾つかあるのをご存知でしょうか?実際にネットで調べてみればハッキリわかりますが、実は家庭用ボイラーって通販で購入するとメチャクチャ安いんですよね。というわけで、今回は『ネットでボイラーを購入することについて』のメリット・デメリットを簡単に解説したいと思います。

 

 

ボイラーを通販で購入する人

通販でボイラーを購入している人というのは、意外と多いんです。そこそこの知識があれば機種の選定はできますし、親戚に設備屋がいる場合は、その人に聞いてみてもいいでしょう。私が在籍している会社では、とあるメーカーのボイラーを修理していますが、修理不能なものについては「買い替え案内」もしています。

そこで金額的な話をしても、高額な買い物になるため即決とはならず「少し検討したい」と言われることも多く、中には数日後「本体はこっちで用意したから、取り付けだけして欲しい」と言われることもあるんですよね。恐らくですが、お客さんが「こちらが出した見積もりを見ながらネット検索をしたら、通販が安いことに気付いた」というケースだと思っています。

 

メリットは金額的に「安い」こと

通販で購入するメリットは「金額的に安いこと」だけですが、ハッキリ言ってメチャクチャ安いです。人によっては「こんなに安く買えるものを高く売りつけられるところだった!」と思う人も出てくるくらい、金額面では大きな差が生じることが少なくありません。クレームを言われたことも何度かあります。

上記の製品はノーリツ製のガス給湯器になりますが、Amazonで「給湯器」と入れて検索すれば1番上に出てきた製品です。価格は3万弱とのこと・・・ハッキリ言って安すぎますよ。上記の給湯器は追い炊き機能がなく、能力も20号のものですが、それでもメチャクチャ安いですね。

修理や取付・販売という仕事をしている立場から言わせてもらうと「買い替え案内をしたお客さんに、ネットでボイラーの型式を入れて検索されたらアウト」だと思っています。普通に「ウチの会社の仕入れより安いんじゃないか」と思うくらい安い場合も多いので、通販の良いところは「本体価格が大きく抑えられる」というのが唯一でありながら最大のメリットだと言えるでしょう

 

デメリット

多少の専門知識が必要

まずは「型式」です。ボイラーも日々新しくなっていくので、今使っているボイラーと同じ型式で新品のボイラーというのは、市場から姿を消していることが多いので「どのボイラーを購入したらいいか」というのが、素人判断だと難しいことが多いです。

安い製品は『追い炊き機能がない』とか『燃焼能力が低い』という場合がほとんどですから、実際に自分が欲している機能を持った製品なのかどうかの判断は、多少の専門知識がないと難しいと言えるでしょう。

また、後継機種でも「能力が近い」というだけで、配管の位置や採寸は変わることが多いので、「それなら後継機種にこだわらなくても、コチラの機械の方がベスト」というケースも少なからずあるという部分は注意しなければなりません。

 

部材が必要

ボイラーの形が少しでも変わっていれば、配管を最低でも一部は新しくしなければなりません。仮に同じだとしても『パッキン』くらいは交換しなければなりませんので、それに伴い「ボイラー本体以外で必要な部材」が出てきます。

さらには「煙突」などがある場合、安全上「使い回しはできない」ので煙突も用意しなくてはなりませんから、ここも素人判断では難しいでしょう。金額的には高くない部分ですが、細かい物が色々と必要になってくるため、自分でイチから揃えるとなれば、結構なお金が掛かってしまいそうです。

 

時間がかかる

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ボイラーが壊れてしまうと、そのほとんどのケースで「お湯が使えない」という状況だと思います。1日でも早くお湯が使いたいという状況で、製品が届くまで数日間待たなければならない場合もありますし、取り付けを依頼する場合は、取付業者の都合もあります。

「本体は用意したから、取付だけお願いしたい」と言われても、現場調査をしなければ当日になって「部材が足りない」ということも考えられるでしょうし「必要な煙突が用意されていない」なんてことになると、その日には取付不可能ということにも繋がります。

ちなみに取付業者は、ボイラー本体からも利益を取る場合がほとんどですので、取付依頼だけだとイイ顔をしない場合があります。そのときは日程調整の面でも、水面下で後回しにされてしまうこともあるかもしれません。なんでもそうですが、自分たちの所から買ってくれたお客さんを優先する形になると思うので、そういった弊害は出てきてしまうことでしょう。

 

上手な買い方

通販もアリですが状況に合わせて

通販のデメリットを良く理解したうえで購入しましょう。1番は時間的な問題です。例えば、修理に来てくれた人に頼めば「現場の状況もわかる」ので、物さえあれば工事に着手できます。ハウスメーカーに頼むのであれば、大きいハウスメーカーなら在庫があるかもしれません。

例えば「実家が近くにある」などの時間的な余裕がある場合は、じっくり考えるのもいいと思いますよ。急いで決めてしまうと、後々になって後悔してしまうかもしれませんから。基本的に、私のように「お客さんにボイラーを売りたい」と考える人間が付け入る隙は「時間的な余裕がない部分」ですので、焦っているお客さんは格好の餌食です。

 

何を用意すればいいかがわからない

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よほど良心的な業者さんでもない限りは「他所で買うとわかっているお客さんに、細かな情報は与えない」でしょう。その理由の中には「なんでそこまで面倒見なきゃいけないの?」という、ちょっとしたイジワルみたいな感覚もありますが、最もな理由は「付け方も選び方も色々ある」という部分です。

例えば「煙突って何を用意したらいいの?」と質問されたとして、別になんでもいいんですよ。やり方は何パターンもあります。「自分がやるなら・・・」というテイでアドバイスはできますが、自分が施工しないのであれば責任は取れませんから、明言を避けるという意味合いもあるんです。そういう場合は「書面で見積もりをもらう」というのが有効だと思います。

時間はかかりますが、ボイラーの型式や必要部材などが明記されている場合が多いはずですし、書面で見積もりをもらう時点では、相手業者も「ウチで買ってもらえるかも」と考えているため、ちゃんとした見積書を出してくれるでしょう。

 

取付料に注意

取付は業者に依頼するという場合、当然ながら作業料が発生します。業者によっては「機器本体込みの作業料」と「取付だけの場合の作業料」が異なる場合があるので注意が必要です。

一般的には機械の本体から利益が取れない分、取付だけの場合は金額的にも高くなることがありますが、どのみちネットで本体を用意しているのであれば安くつく場合がほとんどでしょう。

ただし事前にボイラー本体の値段込みの見積書を貰っていて「本体はこっちで用意するから、取付だけして欲しい」という場合、見積書にある作業料通りの金額で取付してくれる業者ばかりではないという部分は注意してください。

 

最後に

一部のガス屋さんなんかでは「ガスを使ってもらえるだけで利益が見込める」ため、ボイラー本体はかなり安くして販売している所も多いです。そういう業者は、ハッキリ言って破格ですよ。ただ、同じボイラーでも業者によって金額はピンからキリまであります。少しでも損をしなくて済むように、これらの情報を頭に入れておくだけでもだいぶ違うと思いますね。

取付を勧めてきた業者さんに「ネット購入をチラつかせる」というのも、価格交渉においての有効な手段に間違いありません。ただ、皆さんが思ってる以上に、販売業者も「売りたくて必死」というわけでもないということが多いので、その辺は注意しましょう。

面倒そうなお客さんは、他に行ってほしいという気持ちもあったりなかったり・・・。