「社畜!修羅コーサク」というギャグ漫画に笑いが止まらない!

タイトルの時点で爆笑モノなんですけど、中身を読んでそれは抱腹絶倒に変わります(言い過ぎかもしれません)。久々にめちゃくちゃ面白いギャグ漫画を見つけてしまいました。その名も「社畜!修羅コーサク」というマンガで作者の方も江戸パインという…もう面白さしか感じないネーミングです。

描かれている背景がブラック企業だったり左遷だったり社畜だったりと、現代日本では共感の嵐が巻き起こるんじゃないかと言ってもいいくらいの着眼点です。それらに一切の嫌味が無く、本人は大真面目なのにも関わらず笑いが生み出されているってすごいことだと思いました。

恐らくですが今後、ギャグ漫画としての神作品・神マンガになり得る作品かもしれません。そこで今回は江戸パイン先生が描く「社畜!修羅コーサク」というギャグ漫画の紹介です(序盤に限り、若干のネタバレがあります)。

目次

「社畜!修羅コーサク」ってどんなマンガ?

武辣苦商事墓多支社に左遷された図画コーサクの「社畜の、社畜による、社畜のための日常」が描かれているギャグ漫画です。左遷された先は「博多」ではなく「墓多」であり、そこの上司は一見すると「北〇の拳」に登場していたようなモヒカン野郎だったりします。

色々とぶっ飛んだ世界観を持っている本作ですが、これほどまでにふざけた独特な世界観でもって演出されているにも関わらず、笑いがシュールな笑いじゃないんです。もちろんシュールな場面もありますけど、とにかく面白い作品だと思いました。学生や働いたことがないという若い年代にウケるかどうかは不明ですが、少なくとも「会社勤めしたことがある」という層なら大いに笑えるのではないかと思います。

「社畜!修羅コーサク」を楽しむポイント

社畜ならではの名言(迷言?)の数々

コミックス1巻

本作にはいちいち素晴らしい名言のようなものが登場し、その社畜ぶりに拍車をかけているのですが、これがまぁカッコイイんですよね。朝礼において大きな声で社訓を読み上げている一方で、頭の中では「今日のお昼は何を食べようか」などと考えている、私のような社畜とは程遠い人間にもメチャクチャ響く言葉が数多く登場します。

いわゆる「ブラック企業をディスった笑い」ではなく、どちらかというと「誰も傷付けない笑い」のように思える点も魅力です(一部、例外はあります)。社畜らしさが滲み出ている数々の名言は必見の価値あり。

ちょっとしたタメになる要素

コミックス1巻

笑わせっぱなしで終わらないのも本作の大きな魅力です。「社畜=いい大人」ということで、ちょっとした雑学というかタメになる要素が織り込まれています。例えば上記画像を見てもらうと分かるように、左遷先の会社にはゴリラがお局様として君臨しているんですけど、それを上手く手懐ける様子が描かれているんです。

ゴリラを1人の女性であると扱ったうえで「OL=占いが好き」という少し強引ながらもあるある要素を踏み台にしてからの「ゴリラの血液型はB型」など、面白いだけじゃない要素も本作の大きな魅力の1つだと言えるでしょう。他にも新社会人必見の「バランス釜の使い方」などがレクチャーされていたりするので、そういう部分では勉強になる…かもしれません。

すぎるパロディー

コミックス1巻

武辣苦商事墓多支社(ブラック商事博多支社?)などの、いわゆる当て字だけで済めばまぁ普通のギャグ漫画だったりヤンキー漫画で済んだのですが、本作はもう一歩、いや!もう二歩踏み込んだ位置で描かれています。

まず主人公の名前が「図画コーサク」って言うんですけど、この時点でなんか色々と言いたいことがあるじゃないですか?「なんか色々かぶせてきたな!」という、感心にも似た諦めって言うんでしょうか?とりあえず一言聞きたいのは「それ、許可取ったの?」っていう素朴な疑問ですよね。

それから同じ会社に所属しているイケメン社員の名前が「ファク山はさまる」って言うんですから、個人的にはこのブラックジョーク感というか二歩踏み込んでる感がたまりません。「とりあえず一回怒られろ」くらいの感じです。

社畜ならではのシーン

コミックス1巻

例え理不尽なことをされようが罠に嵌められようが…。そこは会社に対する絶対的な信頼でもって、自分にできる最大限のことをするのが真の社畜です。本作における社畜度合いはメーターが「これでもかっ!」ってくらい振り切っています。

例えば会社によっては新人イジメみたいなこともあるでしょう。お局さんが厄介な人だったり、仕事を引き継いだらそれがそもそもの罠だったりするわけです。本作では接待で向かった食事先で出てくる料理がとんでもないモノだったりするんですけど、これがめちゃくちゃ面白いんですよね。

活きイカの刺身と言われて出てきた料理が消しゴムだったらどうしますか?普通の人なら何もできずにたじろいでしまうでしょうし、普通のギャグ漫画ならシュールな展開になって終わりだと思うんですよ。社畜は当然食べるんですけど、普通に「消しゴムじゃん!」という野暮なことは言わんと、ただ一言だけ「俺のイカ刺しだけ透き通ってない・・・」と表現しています。これにはやられました。

最後に

本作は大ヒットの予感をさせてくれるギャグ漫画だと思います。江戸パイン先生のデビュー作ということもあり、今後の展開もますます楽しみなのですが、久々にニヤケ顔が止まらないマンガに出会いました。

会社で理不尽なことを言われたりして凹んだときなんかも、少し元気を貰えて「明日からまた頑張ろう」という気にもさせてくれるので、とても重宝しています。ギャグ漫画が好きな人、今の会社に嫌気が差している人、仕事を辞めたいと考えている人…多くの人におすすめです。興味のある方はぜひ読んでみてください。

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