『信長の野望 創造 戦国立志伝』の感想・レビューを書いてみた

2016年の3月24日に発売された『信長の野望 創造 戦国立志伝』ですが、遅れること3ヶ月・・・遂にPS4版を購入してきました。私自身はPS3版の『信長の野望 天道』以来のプレイとなります。

本当は期間限定のダウンロードコンテンツや初回特典の兼ね合いもあったので、なるべく早くに購入したかったのですが、毎回のKOEIクオリティーと言いますか不安があったので、しばらく様子見(Amazonのレビューとか本当にひどかったです)していました。

一応、現地点ではある程度のバグもパッチ対応されたというので買ってきたところ、なかなか面白かったのでレビューしたいと思います。

目次

面白いポイント

武将プレイ

今作の魅力はここでしょう。シリーズ初の『武将プレイ』が可能になった点ですね。これ、個人的にはメチャクチャ良かったです。最初に大名を選べば従来通りのゲーム性になるんですけど、最初に家臣を選ぶことで展開が変わってくるというのは非常に面白く感じました。

ちょこちょこ大名の評価を上げて城をもらい、そこから更に評価を上げて『自分から戦を仕掛ける権利』を得るまでの下積み感とか、コツコツやる感じが堪らないですね。役職なんかも少しずつ上がっていくので、ワクワクします。

 

完全オリジナルの箱庭内政

大名じゃない武将でプレイしていると『領地』を与えられ、そこで内政することができます。区画ごとに好きなように水田や畑などを配置するのですが、どこに何を配置するのかは完全に自由です。(「水田は川の近く」などの縛りはあります)

これを面白くさせているのが『効率性』と言えばいいのでしょうか。例えば『商人町』を配置することで収益が得られるのですが、商人町のレベルを左右するのが『往来』や『娯楽』といったパラメータであり、往来を上げるには「道の近くに配置する」とか「近くに『替銭屋』や『交易所』などを配置する」といった工夫をすることで、その効果を最大限にできます。

これらを上手に使うための配置を考えるのが面白かったですね(後述しますが、飽きるのは否めません)。

 

自由度が高い

「他の大名からの引き抜きを受け入れる」とか「自分のとこの大名に見切りをつけて独立する」などの『自由度』が非常に高くなったと思いました。最初から最後まで仁義を尽くすのも1つですし、あっち行ったりこっち行ったりの下衆プレイも可能です。

大名から一家臣まで、やれることが違うというのも楽しくていいですね。

 

映像が綺麗

時折流れるムービーはもちろんそうですが、映像は非常に綺麗です。よどみなく流れる映像は圧巻、そして紙芝居のようなムービーも味があって面白いと思いました。やっぱり映像が綺麗なのはテンションがあがりますね。

戦闘中のエフェクトなんかも綺麗で、随所にこだわりも感じられて丁寧な作りだと言えるでしょう。

 

選べる戦闘シーン

簡易的な『通常視点』と細かく指示が出せる『武将視点』の2つの視点が戦闘を盛り上げてくれます。難易度が低かったり数で勝っている場合は通常視点でのゴリ押しが可能ですが、こちらに不利がある場合は武将視点で上手にやることが必要です。

「何回やっても勝てない」というときに、武将視点で陣形を変えたりなどの細かな指示を出すことで勝てました。高難易度での武将視点による戦はシビれること間違いありません。

 

イマイチなポイント

字が小さい

前作の『信長の野望 創造』でも発売当初言われていたことですが、文字が小さいです。42型のテレビで遊んでいますが、少し離れると字を読むのに非常に神経を使います。

前作はパッチ対応で大きくなったとかならなかったとか…いずれにせよ今作も対応して欲しいです。大きくするというよりも『大、中、小の3段階』とかがありがたいですね。ググると「PS4版は解像度を変えると改善する」というような情報がありましたが、大して変わらないどころか「何が変わったかわからない」というようなレベルでした。

上記画像に関しても文字の小ささが際立っていますよね。「なんでこんなに小さくした!?」と思わざるをえません。それこそ戦闘中などであれば『雰囲気を壊さないため』のような理由があるのかもしれませんが、収支報告くらい見やすくしてほしかったです。

 

マンネリ化する

こればっかりはどうしようもないのかもしれませんが、一家臣からプレイし始めても城主や軍団長になるまでやることが一緒で、3~4回プレイすると「ほとんど一緒」のように感じてきます。そのため、領地に施設や資源を配置する際は「深いことは考えずにとりあえず配置する」というカタチになってしまいました。

課されるミッションに、もっと多くの幅を持たせてもらえると嬉しかったです。現状は「兵数〇〇人以上で〇〇城を攻めろ」とか「兵糧や金銭を〇〇納めろ」とかその程度なんですが、内偵や同盟締結などのミッションがあっても面白いのではないかと思いました。

 

最後に

なんだかんだで楽しくやっています。トロフィーコンプは非常に簡単ですが、それが終わってもまだまだ遊べるボリュームです。

Amazonで酷評されている強制終了や目立ったバグなどは、既に改善されているのではないでしょうか。「遊んでみたいけどバグだらけなのは嫌だ」という考えだった人は、今なら大丈夫だと思いますよ。

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