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とにかくキュンキュンしたい人には『ハツカレ』をオススメしたい

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10年以上前にマーガレットにて連載されていた作品なのですが『ハツカレ』というマンガをご存知でしょうか?登場する携帯電話がガラケーだったりなどの時代を感じさせる部分はありますが、とにかく初々しさが溢れる少女漫画なんです。

読んで字のごとく「初めての彼」という意味合いを持つ本作品ですが、当時流行っていた「元彼」を文字って名付けられたタイトルなんだそうで、今でこそ普通に聞こえるような気がする「初彼」という言葉のパイオニア的な作品だと言われています。というわけで今回は「とにかくキュンキュンしたい!」という人には間違いなくオススメしたい『ハツカレ(全10巻)』の紹介です。

 

 

物語の概要

何年経っても忘れられないことの中に「初めて付き合った人」の存在ってありませんか?本作は、何もかもが新鮮に思えた初めての恋、初めての彼と過ごす日常が赤裸々に描かれています。

今でこそ「こんなもんでしょ」と冷めてしまっている部分があったり、あるいはちょっとしたマンネリのように思えているような部分も、誰しも最初は何も手に付かないくらいドキドキしていたのではないでしょうか。そんな物語です。

 

見所

初々しい2人

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コミックス1巻

とにかく二言目には「初々しい」という感想を持ってしまいそうな2人の関係性に、終始ときめきっぱなしになってしまうと言っても過言ではありません。例えば「電話はどちらキッカケで切るか」などの些細な事にもドキドキしていた時代を思い出させられるんですよね。

まだ「人と付き合うということが、どういうことかを分かっていなかった時代」の、甘くも苦い思い出のようなものが全10巻の中に集約されています。大人の読者なら懐かしさに溢れるでしょうし、登場人物と同じ世代(高校生くらい)の読者なら共感に身を寄せることができると思いますよ。

 

可愛いリアクション①

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なんでも新鮮に感じられて、なによりお互いを大事にしようと想い合っている2人ですから、様々な出来事に対するリアクションがイチイチ可愛いのも大きな見所です。

例えば、ふとしたキッカケで彼女がリングを欲しがっていると知った時に、会う時間を削ってまでも彼女の喜ぶ顔が見たい一心でバイトをしたりするんですよね。しかもそれが結局、サプライズになる前に彼女にバレてしまうあたりの不器用さもイイなぁって思います。

更に言うなら、間違ってピンキーリングを用意してしまうという大誤算にも関わらず、彼女の神対応ね。これにキュンキュンこない人がいたら、連れてきてほしいです(←どこに?)。

 

可愛いリアクション②

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彼が単車の免許を取ったとして「もしかしたら後ろに乗せてもらえるかも!?」と期待していたものの、その場は乗せてもらうことが叶わず、更には1年後も乗せてもらえないかもしれないと言われたとき、あなたならどう思いますか?

私なら「ほんだら勝手にしいや、ぼけー」くらいの感じになるんじゃないかと思いますけど、彼女は「サラっと1年後って言ってくれた」という部分に喜んだりします。これですよ、これ。これがたまらなくイイんですよ。

別れる前提で付き合ったりする人はいないでしょうが、「好きな人の1年後の未来予想図に自分の居場所がある」というのは嬉しいもんです。

 

危機的状況やライバルの存在

本作は通常の少女漫画に比べて、2人の恋の危険を示唆する場面やライバルの漁夫の利みたいなシーンはほとんどありません。ここに関しては賛否両論あるかもしれませんが、私としては「ずっとキュンキュンさせ続けるのもすごいなぁ」と思って読みました。

吊り橋効果じゃないですけど「恋は障害が多い方が燃える」なんて聞いたりもしますし、なきゃないで物足りなくなると思っていたんですけど、本作は全然成立していると思います。あまりケンカするというシーンもありませんので、ありきたりな少女漫画に飽き飽きしてきたという人でも楽しめるのではないでしょうか。

 

全10巻とは思えないボリューム

全10巻と聞くとサクッと読めそうな気もしますが、意外と2人の会話がフォーカスされているので吹き出しも多く、そのへんの少女漫画と比べても文字数がかなり多い方だと思います。

コマ割りも細かいように感じたので、読了後の満足感は全10巻のものより大きいような気がします。それでも「その後の2人がどうなったか」など気になる部分があって、決して満腹感にはさせてくれないあたりも、作者の策略にハマっているのかなぁという印象です。

 

最後に

数多くの少女漫画がありますが、「キュンキュンさせる」という分野に関しては、非常に秀でた作品だと思います。読んでいると間違いなく初恋、初めて付き合った日のことを思い出してしまうことでしょう。

割と古い作品ではありますが、このドキドキ感は今でも十分通用すると思います。興味のある人は、ぜひ読んでみてください。